いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

渋々の妥協ライン

あれから、色々なセッティングを試しました。

私のヘッポコ感性とあいまいな記憶力によるインプレであまりグチャグチャと報告しても、アテにならない面が多々あるかと思いますので、要点だけ報告してみます。

あれから試したセッティングのうち、以下の3通りは総合評価としてはすべて不合格でした。
・リターンスプリング:純正、バキュームピストン:imo31
・リターンスプリング:純正を4mm上げ底、バキュームピストン:純正
・リターンスプリング:imo31、バキュームピストン:imo31、ジェットニードル:imo31
※他にも試してますけど、それについては省略です(話がややこしくなるだけで、報告しても意味がなさそうに思えましたので)。

取り組みの最初から終始共通していたのは、
「パワーバンドに乗るよりも以前の回転数領域全般のトルク感が良くないこと」
でした。
「メインジェット#115はちょっと太めかな、もう少し絞れるかな」とも感じていました。
パワーバンドに乗り始める回転数は、試した組み合わせによって違っていて、6000rpmから乗る組み合わせもあれば7000rpmまで乗らない組み合わせもある、といった感じですね。

この時点で、半分諦めに近い心情だったんですが、
「最後にショートファンネルを試しておかなきゃストーリーにならないよな~」
と思って、4気筒分とも純正ショートファンネルに組みかえました。あんまり期待もせずに。
リターンスプリングだけimo31、他は純正、PS戻し回転数は1.5です。
※豚鼻の内側のスポンジは除去、ターボフィルター使用。
イメージ 1
これって、ショートファンネル以外は初期の時点で試し済みの組み合わせで、本来ならショートファンネルに組み替えたことの効果を摘出できる筈なんですけど、もう記憶が古くなっていてその観点での比較は、はっきり言って分かりませんでした。

ですけど、試乗の結果としては、
「これならまあ、全般的に程々にバランス取れてていいんじゃない」
と思えたので、一応はこれで及第ラインと思うことにしてしまいました。
さらに100kmくらいロング試乗してきましたが、下の方もまあなんとかギリギリ許せるくらいの状況で、結構楽しく走れました。
フロントアップは無理っぽかったですが、ま、それは仕方ないです。

下の方の回転数の状態は、初期の時点で試した時と大して変っていないのかもしれませんが、初期の時点と諦めかけな現時点とでは要求水準が変わってしまっているんでしょうね。
なんかそんな気がします。


ネットでウロウロと調べていたら、“パワーバンドに乗る”ことを“カムに乗る”と言ったりするのだそうです。なんか格好いい響きですね。
でも、私の車両の“パワーバンドに乗る”は“カムに乗る”ではなくて、なんだか“メインジェットに乗る”のような気がしなくもないんだけど。


今回のRVFキャブにおけるキャブレーションは、ここで一段落させます。

本音としては、
「メーカーがRVFキャブに仕込んだリミッターがどうしても見つけられない。」
こんな気持ちなんですけど、これ以上続けてもキリがなさそうなので。


比較的アッサリ目に諦めるのには、裏があるというか第2の構想がありまして、
“NC30キャブ用のHRC製バキュームピストン”をGW前には試してみたくて・・・、

軟弱者なんです。