いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

サーフでのルアーキャスティング(検索用)にて初の頭突き(シーバス)

土曜日はまた懲りもせずに釣りに出掛けました。

 

出発は朝の4時、行き先は「以前の釣行でスズキのルアーチェイスを確認した小さな漁港」です。

で、夜明け前にその漁港に着きました。常夜灯があって夜間でも十分に視界が効き釣り可能でしたのでルアーを投げますが、釣れず。約30分で諦めて終了。

 

次は鹿磯漁港に移動します。

カサゴのお刺身 - いも工房

この投稿で紹介した防波堤の先端でルアーを投げますが、ま普通に何も釣れませんでした。ちょっと風が吹いていてしかも寒いし、「寒いから早々にギブアップ」って感じです。夜が明け始めたところで開始して7時過ぎには投了しました。

 

で次は、この伝説のヒラメポイントです。

imoengineering.hatenablog.com虹が出ていたので移動中に車を停めて1枚パチリ。

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伝説のヒラメポイントに到着しルアーキャスティングを開始しました。

8時半くらいだったかな、開始したのは。

当然のごとく何の反応もありません。サーフを歩いて50mばかり横に移動。淡々とルアーを投げ続けます。

 

 

「ん・・・」「あれっ!」

 

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これはネットからの拾い画像ですが、海の波の状況は丁度こんな感じで、矢印部分のような「波は特にないんだけど“サラシ”」になっているところに直径15センチくらいの丸い波紋が発生するのが見えました。波打ち際からの距離は10mとか15mとか、そんなもんです。方向としては私の立ち位置の少し右側でした。「なんだ、魚が食ったか。一種のライズか?」そう思いました。

 

そして約2秒後、私が引いてきているルアーの方(私の立ち位置の少し左側)に視界を移します。もうルアーが波打ち際寸前まで来ていましたので。

「あれっ!」

波打ち際から2メートルくらいの位置なのに、水面表面ギリギリを泳いでいる私のルアーの座標でまた同じような波紋が発生しました。

「え、いや。 喰ったろ、今の?」

でも“アタリ感”はまったく伝わってこなかったんです。なんでしょうか? 完全空振りのミスバイトでしょうか。

「あんな波紋、他で見た記憶特にないんだけどなあ~」「魚とは関係なく、単に海水の挙動でああいうことが起こるだけなのかなあ?」とか色々なことを考えました。

 

そして右側のサラシの少し遠方にキャストしてみます。が、反応無し。

今度は “喰ったろ、今の?と思えた場所の向こう側” にキャストしてみます。リールを巻いてルアーが波打ち際から5~10mくらいの位置まで来た時点で少し重くなりました。

「ん?ここは完全砂浜で根掛かりはない筈。それに今日は海草も漂っていない。なんだろ?」 魚が掛かるなんて、基本的に思っていませんから発想が自虐的です。

ですが・・・、

“ゴンゴン”、魚が暴れ始めたのが竿先にはっきり伝わってきました。

「お~!、これは本物だぞ、来たぞ。」

焦りながらリールを巻き始めますがちょっと変です、巻き取れていないような感じがします。魚が掛かってから調整すればいいやと思ってドラグが激緩だったんです。というかほとんどドラグフリーでした。ほとんど無抵抗のような感じでスプールから糸が出ていっていました。

慌ててグルっと1巻きドラグを締めますが、それでも糸がガンガン出ます。さらにドラグを1巻き締めますが、まだ全然糸が出ます。さらに0.5巻き→まだダメ。さらに0.5巻締めこんで程々の状態になりました。

これでなんとか“リールを巻けば魚を引き寄せることができる状態”になりました。でも魚が抵抗して泳ぐ力を強めるとスプールから糸が出ます。

「まいいやこれで。これだけドラグ出ればまずラインブレイクはないよ。取り込みまでこれでやろうう。」

そう考えて魚とのファイティングを継続します。

 

なかなか波打ち際まで寄せきれず、“魚の引き寄せ”と“スプールからの糸出され”が幾度となく繰り返されました。

「ヒラメ?」「45センチくらいかな?」そんな予想を立てながら魚とのやり取りを継続しているとついに水面近くまで魚が上がってきてその魚体が一瞬見えました。

「あ~、やっぱ頭突きか~」

そう、見えた魚体はヒラメではなくてスズキでした。まあでも、それは実はハッキリ言って期待値の通りなんです。ここの浜で今よく釣れているのはヒラメよりもスズキの方が圧倒的に多いのですから、最初の釣果が本命のヒラメでなくてスズキになってしまう可能性が高いことは最初から予想していました。ですが、上手に料理すれば美味しい刺身になるのだと聞いていますから、スズキでも上出来です。

 

なかなか寄せ切れないので途中で「どうすりゃいいんだ?」とか思ったくらいですので、相当に長い時間のファイティングだったように感じましたけど、実際はどうだろ?3分間くらいなのかな。

砂浜ですからね。そうそう無理な引き寄せをすることもなく、無事にランディングできました。

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どうだ、立派なスズキです。っていうかちょっとデカ過ぎだな。60センチありそうだなあ~。食うの大変だぞ(笑)。

 

バケツで海水を掛けて砂を落としました。メジャーで測定したらなんと全長は79センチもありました。

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79センチも80センチも同じことです。

「80センチって、スズキ釣りの釣果の中では“自慢話レベル”だよなあ~」なんて思っちゃいました。

ちなみにヒットした時間は2019年12月21日(土)朝9時5分頃かと思います。

 

このスズキをタライに入れて海水をバケツで汲み入れたりで少々時間を消費しますが、「釣れた」からには「今、この場所かこの時間帯が“釣れるモード”なのかもしれない」と思って魚はとりあえず海水中で生かしたまま、“念のため”という気持ちでルアーキャスティングを再開してみました。

 

再開後2投目・・・、

「ん・・・、 あっ来た!」「信じられん。あっさりダブったよ。」

たったの2投目でまたヒットしました。

でもね、ファイトすること約1分くらいでバラしました(笑)。引きの強さから勝手に予想すると魚の大きさは70cmくらいかな。

 

でもう1投。

「は?・・・」

「え~、また乗ったぜ!」 浜が覚醒モードに入っているんですかね?

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2匹目の釣果です。全長70cmありました。※撮影時刻9時31分です。

「無理だ。どう考えても食い切れん。弱る前に逃がそう。」

そう考えて即リリースしました。

 

そして、その後は・・・、

 

撮影時刻9時34分。全長58cm。即リリース。

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撮影時刻9時38分。全長55cm。即リリース。 ※ベイトのイワシを吐き出しています。

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撮影時刻9時44分。全長73cm。即リリース。

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9時5分から9時44分の間、6ヒット、1バラシ、5ゲットです。

キャスト回数に対するヒット率は50%を越えていたと思います。つまり2回キャスト中1回はヒットしたんです。

 

ヒットする距離は「波打ち際から5~15メートルくらい(平均して10メートルくらい)」だったかと思います。

 

投げる距離なんか“軽~くシューン”みたいな感じですよ。

表現が悪いけど「女、子供、ど素人でも軽くできる」っていう程度の距離しか投げていません。そしてリールの巻き方は「なんの工夫もせずに、ゆっくり目にただズラズラと巻く」でした。

 

ちなみにタックルはこんなんです。

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・竿は昔買った“安物の当たり前なバスロッド”。3000円~4000円程度の安物です。

 

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ルアーはぶっ飛び君95SS(21g=ミディアムともいう)。カラーはご覧の通り。

 

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リールはダイワクレスト2000の初代かあるいは2代目です。

2000という番号は車で言うところの“車格”みたいなものですが、2000より下は1500しかありません。つまり小物釣り用の低パワーの小さいリールなんです。

 

 

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リーダーは東レ銀鱗10号、結び目間の長さ35センチです。※銀鱗はショックリーダー用の専用糸ではなく“ただの普通の道糸”です。

※すみません。確認したところ正しくは“東レ銀鱗の8号”でした。

 

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道糸はこの左のヤツです。

スーパージグマン8本撚り2.5号。ルアーキャスティングの玄人から言わせると“明らかに太すぎで、飛ばない”ってことになるとは思いますが、今回の釣行では飛距離はこれでド楽勝でした。

 

 

さて持ち帰る爆裂頭突き(スズキ)です、

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包丁で脳天近辺を刺して絞め、エラを切って血抜きしました。

このタライに入れた絵だと、メッチャでっかい魚だってことがよく分かりますね。

 

 

帰宅してから全長を正確に測定しました。

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ありゃ77.5センチです(現場測定では79センチ)。現場測定っていい加減ですね(笑)。

 

重量は3.6キロ(測定分解能0.2キロの体重計にて)もありました。3.6キロって、普通なら360gで1人前だぞ、10人分食うのかよ(笑)。

 

料理と味については、また次回ご報告します。