いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

能登半島 奥能登 伝説のマゴチポイント マゴチ爆釣(前編)

11月8日(日)も伝説のヒラメポイントにヒラメ釣りに出掛けました。

前日がヒラメ爆釣だったので、コンディションが悪かろうが良かろうが一応は行っておくべきっていう考えでした。

天気予報からの推測では波の高さは「もしかしたら前日の土曜日よりちょっとマシなのでは?」ってくらいに、出発する時点では思っていました。

 

夜明け前の釣りもやるつもりにしていたので、現地到着は11月8日(日)午前4時くらいでした。

で、波の高さは?海の荒れ具合は?

結果は残念ながら大ハズレで海は相当に荒れていました(笑)。

 

この荒れ具合で夜のうちにサーフに出てもどうにもならないだろうと思い、とりあえず車中で仮眠することにしました、夜明けの朝6時が来るまで。

でも途中でやっぱり今回のこのポイントでの釣りは諦めちゃいました。

「こりゃ朝まで待ってもダメだわ。今日はここでやっても無駄だろう。内側(=内浦=能登半島東側海岸)行ってみよう、久し振りに。」

そう考えて車から外に出ることすらなく、朝5時頃に伝説のヒラメポイントを後にしました。

 

で、最初に辿り着いたのはここです。

やっぱり内浦は“おもいっ切りのベタ凪ぎ状態”でした。冬の日本海季節風って西から東に吹くのがセオリーなので、

 “能登外浦は冬はいつも荒れていて能登内浦は冬でもいつも穏やか”

という傾向が露骨にあるものなのだそうです。 まだ冬じゃないですけどね。

例外もよくあるのでしょうけど、この日はその傾向のパターンにモロに当て嵌まっている状態でした。

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①の場所でかっ飛び棒シャローライトを、

②の場所では

「VJ-22のヘッド + MARS SM-90 遠州UVシラスを微妙に加工したもの」ならぬ

「MVS-16のヘッド + MARS SM-90 遠州UVシラスを微妙に加工したもの」を投げました。

 

MVS-16ってのは、これです。MVSってコアマンVJシリーズの模倣ルアーなんです。ワームもついでに模倣品を買いましたけど、今回の釣行で使ったワームは前日釣行と同じ“MARS SM-90 遠州UVシラスを微妙に加工したもの”です。

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価格が本家VJの半額くらいなので、できればこっちに転向したいと思っていて、その性能が本家VJと同等か否か試す趣旨です。

①も②もまあまあのサーフだと思えたのですが、なんのアタリもありませんでした。

 

続いてここに移動しました。③も④も超激浅のサーフです。ベイトフィッシュは一杯いる様子だったんですけど、なんのアタリもありませんでした。やっぱり模倣ルアーではダメなのかな? それとも激浅だから大型のフラットフィッシュは居ないのでしょうか?

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続いてここ、恋路海岸です。⑤の方は多少水深があって、如何にも釣れそうな予感がしたんですけど、⑤でも⑥でもなんの反応もなしでした。観光地で日常的に騒がしいから、魚が近付きたがらないのかな?

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続いてはここに入ってみました。沖縄のサンゴ礁かと思うくらい水が綺麗に透明なサーフでした。水深も程々にありました。

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水がやたら綺麗なだけにルアーのバイブレーションアクションの状態をしっかり確認することができたのですけど、本家VJよりさらに良いっていうくらいに良いアクションをしているように見えました。

ただ、本家のVJの16gよりも沈みやすくて、16gの割にはリトリーブ水深レンジが深めという感じもしました。「なんかVJ16より沈みやすいな、これじゃVJ22とあんま変わらないんじゃないかな?」っていう風に思えました。

いくらなんでもこんなに透明じゃ魚が警戒して喰ってこないよなあ~なんて思いながら投げ続けていると・・・、

波打際1mくらいのところで、横からマゴチ(大きさは30cmちょいくらいかな?)がいきなりルアーに飛びかかってきて一旦ヒット。でもすぐにフックアウトしてしまいました。

「こんな丸見え状態で、波打際バイトがあんのか? それにもう9時廻ってるよ。やっぱりメッチャ優秀なんだな、このルアー。VJ同等の性能が期待できるのかもしれないぞ。」そう思いました。

 

その次はこんな場所に入って行きました。人工の海水浴場みたいな感じの場所です。

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すり鉢状に丸いサーフの中央に構造物か海草帯かがあるのが見えます。

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ベタ凪ぎで太陽が出ていて水は透明、水深は1mくらいしかない、時間はもう9時をとっくに過ぎている。こんな条件でルアーに喰ってくるようなオメデタイ魚がいる訳はないんだけど、適当にルアーを投げていると・・・、

着水から回収までルアーは見えっぱなしなんですが、赤矢印の辺りでルアーに何かがくっつきました。「なんだろ?ゴミ引っ掛けたかな?」と思いましたけど、そのゴミが自分の意志で泳いでいるように見えます。

「なんだ?ヒラメか?」

 

ご名答、ヒラメでした。全長34.0cm、重量370g。そんなに大きくはないですけど、まあ持ち帰りOKなまともなサイズのヒラメです。時刻は9時33分です。

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「このどサイト状態で、見てる前で喰ってくんのか? やっぱ超優秀だよ、このルアー。」

 

さらにキャストを継続していると2投目で青矢印の辺りでまたルアーの先に何かがくっつくのが見えました。

「お~、今度はデカイぞ」 

バイトから取り込み完了までずっと丸見えのまま上がって来たのはコイツ。マゴチ43.0cm、重量500g。時刻は9時40分です。

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「このどサイト状態(丸見え状態)で、この時間にこの2連発は、やっぱルアーの性能のおかげやな。」「それに“ルアー丸飲み”にしてるわ。迷いなく喰ってるんや。」

模倣品ルアーヘッドではありますけど、性能的に本家VJヘッドと同等と考えて良さそうです。

 

このポイントで釣れた2匹です。どっちもメッチャ白いんですよ。ここの砂浜の砂の色が真っ白で、その色に合わせて擬態しながら暮らしているから真っ白なヒラメおよびマゴチになるのだと思います。

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この後このポイントの周辺をルアーを投げて歩き廻りますが特にアタリがなく、2匹が釣れたポイントに戻ってきて「もうここには居ないよなあ~」なんて思いつつルアーを投げていると、ルアー回収直前に目の前でコイツがバスンと勢い良く喰ってきました。

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測っていないですけど全長15cmらいですかね。これまでの自己最小記録のヒラメです。こういうミニヒラメの波打際チェイスって時折見ることができるものですが、追ってきても普通喰わないですよね。こんな小さなガタイでこんなデカイルアーに喰らい付くなんて凄いです。ワームカラーが抜群に合っていて喰い付き衝動のスイッチが入ってしまうってことなんじゃないだろうか。

 

 

で、この後も能登半島東側海岸を南下しながら、気になったポイントに入っては同じルアーを投げました。

 

ここまでと同じようなプチサーフ×2箇所に入ってみましたが、特に反応なし。

続いて同じようにプチサーフを見付けて、あまり期待もせずに「ここも少し投げてみるか」くらいのつもりで入っていきました。

当日の夕刻には、自らその場所に“伝説のマゴチポイント”と命名することになるなどとは思ってもいませんでした。