いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

能登半島 奥能登 伝説のマゴチポイント マゴチ爆釣(後編)

前投稿の続きです。

 

あまり期待もせずに「ここも少し投げてみるか」くらいのつもりで入っていったプチサーフにて、同じように「MVS-16のヘッド + MARS SM-90 遠州UVシラスを微妙に加工したもの」を投げること3投目、

キャスト距離の半分くらいリールを巻いてきた地点で来ました。マゴチです。測っていないですけど推定全長41cmくらいかな?

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すっぽりと収まりはしないんですけど、とりあえずバケツに海水を張ってキープしました。

 

続いて12時13分、またもマゴチ。40cmくらいかな? 

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もうこれ以上キープできません。即リリースしました。

 

12時19分。これも40cmくらいかと思います。即リリースしました。

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その直後、今度はアタリの瞬間にガツーンと衝撃が伝わってヒット。魚とのファイトを開始した瞬間「あ、こりゃデカい。大物だ。」そう分かりましたけど、約3秒後にはバラしてしまいスカーンとテンションが抜けました。

テンションが一気に抜けたせいか魚がワームを咥えたままだったせいか、手元に帰ってきたのはMVS-16のヘッドのみでワームはすっぽ抜けてしまっていました。

この時点で「これ以上持って帰るとしても “しっかと大きいヤツが釣れたら” に限定にしよう」と決め、この浜の1匹目の推定全長41cmの個体は海に返しました。

 

で、ワームを付け直したわけですが、加工する手間を惜しんでそのまま付けてみました。それで改めて分かったのですが、やっぱりSM-90無加工のままだとバイブレーショアクションはかなり悪くなりますね。

ですが「まあいいやこれでも。これでも通用するのかどうか試験する趣旨でこのまま強行してみよう」なんて思って続けていると、

12時37分、SM-90無加工でもちゃんと釣れました。コイツはちょっと小さめと感じたので39cmくらいでしょうか?

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この後、魚に食いつかれてむしり取られたのか、キャストする時の衝撃で抜けたのか、またワーム部分をロストしてしまいました。これで遠州UVシラスの予備がなくなった(自宅にはまだ大分あります)ので、しかたなくこれ、ライムチャートグローにしてみました。

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ちょっと反省して、車の中でカッターでワームの加工は行ってからMVS-16のヘッドに装着しました。

でも結果的にはアタリは止まりましたね。「やっぱり派手カラーは駄目なのかなあ~」と思いつつそのまま続けていると、波打際から2mくらいの位置まで巻いてきたところで向こう側からマゴチがダッシュしてきてバイトしましたけど、フックに乗りませんでした。

その後もアタリが出なかったので、おもいきってワームを替えました、コイツに。

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ハゼキングっていうカラーです。

こいつでしばらくやっていたら・・・、

 

来ましたよ。マゴチ43.8cm、重量500g。13時36分でした。

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コイツは結構大きいので、車のリヤトランクの“釣果持ち帰りタライ”に加えることとし、バケツに海水を張ってその中に入れ車まで運びました。

で、このマゴチをバケツからタライに移す作業に手間取っていると・・・、

やられました、私の右手の親指の付け根にマゴチのエラ蓋の刺がぶっさり。しかもブッサリ私の手の奥まで刺さった状態のまま頭を右に左にと振って暴れられました。

「うっお~、勘弁。指の肉が裂ける。」刺が抜けるまで凄く長い時間だったように感じましたが、実際には1~2秒くらいだったのかな(笑)。

その後私の右手はかなりの流血となり、“刺が抜けて手の肉に穴が開いているだけ”なのか“肉を引き裂かれてしまった”のか確認することもできませんでした。血が止まるまで30分近く要したと思います。それでも、休憩は入れずに流血したまま釣りを継続しましたけどね。

 

※帰宅してからじっくり確認したら、右手親指の付け根にこんな負傷痕がありました。

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肉が裂けたわけではなくて刺がスムースに抜けてくれたには違いないけど、貫通していたんですね。マゴチってオッソロしいです、毒がないのでその点はまだ救いようがありますが、読者の皆さんはお気を付けになってください。

 

その後は13時55分にコイツが釣れてくれました。

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コイツはかなり肥えている感じで、体長としても43cmくらいあったろうと思うのですが、手の負傷で苦悩中のモードにあって手も血だらけのままだったので、このマゴチをタライに移す作業が億劫に思えて、ついついそのまま即リリースしてしまいました。

 

この後しばらくアタリが来なかったので、このポイントでの釣りは終了にしました。

露骨な真昼間タイムに釣果マゴチ6匹+大物バラし1回。私の中の“伝説のマゴチポイント”誕生の瞬間となりました。※ちなみにヒットする地点の波打際からの距離は10~15mくらいのことが多かったと思います。

 

手の怪我を気にしながら車を運転し、ついついさらにこんな場所にも寄ってみました。

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ワームはハゼキングのまま数投すると“グンッ!”、重みが乗ります。

「ほうら来た!」

釣れて当たり前の気分になっているので“予想通り即来た”っていう感覚でしたが、すぐにバラしてしまいました。

その後の再バイトもなく、さらに10投くらいしてもアタリがなかったので、おもい切ってワーム部分を付け替えることにしました。他のVJヘッドに遠州UVシラスを家を出発する時点でセットしてあり、そいつをむしり取ってMVS-16に付けてみることにしたんです。

その結果は・・・、

3投目であっさりコイツが釣れました。やっぱりこのカラーが最強なんですかね?

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マゴチ、全長42.2cm、重量465gです。時刻は15時4分でした。

 

その後、またも運悪くワーム部分がヘッドからすっぽ抜けてしまったので、なんとなく再度ライムチャートグローを着けてみました。

あまり期待もせずにしばらくやっていると、ルアーが波打際から1m未満の位置まで来たところで向こう側からマゴチが飛んできて、私の見ている眼の前で丸呑みヒットしました。

「うっわ、でっけ。」

15時17分、マゴチ全長50.3cm、重量835gです。ヒットした後すぐに砂浜の上に引きずり出されたためか、砂浜の上で泳ぎまくりでした。

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この後17時25分にルアーを根掛かりさせてしまいましたが、「大丈夫。フックが負けるよ。」と思ってラインを強く引っ張りました。

「あれ、おかしい。」

フックを伸ばすのに必要なテンションの倍くらいの力を掛けてもルアーが外れてくれません。

たまにあるんです、フックが伸びてくれない変な掛かり方の根掛かりってのが。

諦めてラインを引っ張る力を徐々に強めていったらショックリーダーの結び目でラインブレイクしました。

「ああ~、残念。変な掛かり方したか。」

「本家の半額のルアーだからまあいいけど。」

「10匹以上とか釣ったんだから、まあいいか。」

 

「これだけ釣れていたら暗くなるまでヤメられないものだけど、今日はもうヤメてこれで帰れってこったな。」

そんな風に考えて帰路につくことにしました。

 

このポイントで釣れた2箇所と、最後に根掛かりした場所です。

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このポイントでの釣果2匹は持ち帰ることとしました。ですので、この日の持ち帰りはヒラメ1匹+マゴチ4匹です。

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ヒラメはマゴチの下にいるのでよく分からないですけど、人工海水浴場で釣れたマゴチが明らかに白いことが分かりますね。

 

ベタ凪ぎの砂浜で何度も海水を汲みなおして、5匹すべてじっくり血抜きをして脳天絞めしました。

 

タライを車のトランクに納めてからの撮影です。今の季節なら、こんな方法で持ち帰っても魚は痛みません。時間的限度はあるでしょうけどね。

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結局この日(2020年11月7日(日))のトータル釣果は、以下の11匹でした。

・ヒラメ2匹(うち1匹は幼魚)

・マゴチ9匹

 

今後は“外浦の伝説のヒラメポイント”にはあまりこだわらず、天候の状況次第で外浦と内浦を使い分けることになりそうです。

 

それと、内浦側ではマゴチばっかりでヒラメはあまり釣れないのか?

マズメタイムにやるとかの工夫をすれば内浦でもそれなりにヒラメを数釣ることができるのか?

その辺りが今後の課題になりそうです。