いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

梅雨のあめ 灘浦サーフに 大マゴチ

多少以前のことになりますが、2021年6月5日6日に灘浦海岸鵜浦でのマゴチの釣果報告がネット上にありました。

https://anglers.jp/areas/1164/catches

 

私の経験上では灘浦海岸ってマゴチやヒラメはほとんど釣れなくて、たま~にポロっと釣れても小さい個体ばかりです。

だから個人的には、灘浦海岸でのフラットフィッシュ釣りは期待値がかなり小さいものと認識していたのですが、ネットの釣果報告を思い出して6月19日(土)の釣りはまずは鵜浦から始めてみることにしました。

 

天候は天気予報では1日中降水確率100%で、降雨の観点では最悪の天気なのですが風は弱い方だったと思います。

雨降りって釣りの作業性の問題としては“悪い天気”なのですけど、釣果期待値の観点で言うと実は “かなり期待値の高い良い天気” だったりするんですよね。

 

で、鵜浦の色々なポイントで6月19日(土)朝マズメからルアーを投げまくりましたが、結果としては何のアタリもありませんでした。

ま、しょうがないです。灘浦海岸を南下して適当にポイントをハシゴしながら帰りましょう。

 

そのハシゴの途中でこんなポイントに入りました。

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緑色の菱形の位置に立って色々な方向にルアーを投げて探ってみました。

ルアーはコイツです。ダイソーVJ22g+MARS SM90遠州UVシラス(販売終了)。

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※面倒なのでフックチューンは特にしていません。

 

この辺りに投げること2回目で・・・、

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リトリーブ開始後1mくらいで、“コンッ”っと軽いアタリ。向こうアワセでアッサリフックに乗りますが、引きがメチャメチャ弱い。10~15cmくらいのアジかサバかなんかだろうかと思いました。

でもね、フッキング後こっちに向かって泳いで来ていたので軽かっただけのようで、途中からかなり重い引きに変わりました。半分くらいラインを巻き取ったところで見えてきた魚体は“細長くてキツネ色の魚”でした。

「なんだエソか」と思いましたけど、よくよく見てみるとマゴチのようです。

そしてやたらとデカイ。魚が本気モードに入ったら引きもかなりのもので、ドラグ設定は適正でしたがドラグを結構出されました。

「おっわ~、爆裂マゴチや!」

大物なのは良いですが、タモもフィッシュグリップも何もありません。口に親指を突っ込んで“バス持ち”する勇気もないです。

 

しょうがないので、テトラ上のこの行程を砂浜まで引っ張って行きました。

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当然のことながら引っ張って行く途中で何度も頭を振って暴れます。

「やめて、お願い。絶対フックアウトしないで~。」 こんなデカイ魚をバラして取り逃がしたりしたら、ショックが大きすぎて落胆して数日間とか寝込んでしまうかもしれません(笑)。

 

ですが、至誠が天に通じたのか砂浜の上までバラさずに魚を引っ張っていくことができました。捕獲した獲物はコイツです。

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撮影時刻10時04分。ぶっと~い炎の爆裂マゴチです。実測全長55.2cm、実測重量1075gもありました。

 

テトラ上の同一座標に戻り、キャストを何度か繰り返しているうちに、こんなことを思いつきました。

「待てよ、あそこでヒットしたんやから、こっちの似たような場所にも居る可能性もある訳か?」

そう思ってルアーのピックアップを遅めにしようかと思いつつ手前に寄って来たルアーを観察していると・・・、

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この辺りで何か重いゴミか何かが引っ掛かってしまいました。かと思いきや、下から上がってきた魚のバイトだったんです。

「おっわ~、マジかよ。儂がここに居んのに喰うんか!」

また同じように転ばないように細心の注意を払いながらテトラの上を歩いて大物魚を砂浜まで引っ張っていきます。

獲物はコイツ。

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撮影時刻10時15分。またもや、ぶっと~い炎の爆裂マゴチでした。実測全長57.5cm、実測重量1140gありました。

 

ルアーのヘッドから丸呑みで、フロントフックが魚の目玉の中間点よりもずっと奥に刺さっていました。多分、下からというよりどっちかというと前方からバツンと丸飲みしたんでしょうね。

 

ヒットしたポイントを天候良好の翌日日曜日に撮影した写真がこちらです。

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パッと見では水深1mぐらいに見えます。こんな場所で見ている目の前で食うなんて、やっぱり雨天(悪天候)のご利益なんですかね。

 

釣果の2匹です。

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このまま続けたら、あと何匹か釣れたのかもしれませんが、食い切れないので何が釣れても逃がすしかなさそうに思えて、この日の釣りはこの時点+10分くらいでスパッと終了にしました。

 

釣れた座標のロケーションはこんな感じです。

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帰宅後に直ぐに絞めて調理しました。

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普段は釣れた当日の刺身ってやらないんですけど、帰着が早くて昼過ぎくらいで作業するエネルギーに余裕があったので1匹だけ当日中に刺身でいただきました。※といってもキロ超えで量が多いので、当日中に食べ切れませんでしたけどね。

 

それで気が付いたんですけど、マゴチって釣れた当日に刺身で食べても食感も味も及第以上で違和感なく美味しくいただけるんですね。堅過ぎず柔らか過ぎず、甘みもしっかりありました。

“寝かせ”では1週間以上持ちますし、当日刺身もOKなんて。本当に良い魚ですね、マゴチって。