いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

春ワカメ

3月12日(土)はとりあえずここへ。

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前投稿では「夜明け前の暗いうちから」なんて言っていましたけど、遅刻(≒寝坊)して到着したのは朝7時過ぎでした。

ここでは何の反応もなく、結局“伝マゴ地方”まで攻め入りましたが、この日のトータルでの魚の反応はタケノコメバルのバイトが1回あっただけで、最終的釣果はボウズのまま終了となりました。

 

3月5日(土)に釣ったタケノコメバルです。3月12日(土)の帰宅後に刺身にしました。

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翌日の3月13日(日)はこんなところへ。

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釣れるわけないです。どこへ行っても私以外に釣り人は誰も居ない状態でした。

 

次はここに。まあ何も釣れるわけないんですけど、前から一度行ってみたかったんですよね、ここの釣り公園(≒桟橋)って。

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当然魚の反応は何にもありませんでした。またマゴチが接岸するような季節になったら再訪しましょう。

さて、そろそろこの日のメインイベントにモード変更します。

 

分かります? これ。

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某漁港に鬼のように自生しているワカメです。とは言っても春の旬の時期にワカメがこんな風にとんでもなくボウボウに自生する漁港なんて結構どこにでもいっぱいあります。

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でもここって個人でワカメ採ってもOKな場所なんですよ。その条件が付くと“あまりない貴重なポイント”っていうことになりますね。

地元の方が3組くらいワカメ採りしていました。なので私も「できたら漁港じゃない場所で採りたいんだけど、まあいいいやここで」なんて思ってチョイチョイっと採集しました。

漂着ワカメでも十分美味しいものなんですけど、やっぱり生えているヤツをむしった方が美味しいと思います。

ちなみにワカメの味って小さすぎるワカメでも大きすぎるワカメでもダメです。小さすぎるヤツは旨味が全然生成されていなくて味がしないし、大きすぎると硬いしヌルヌルだし磯臭いツーンとしたようなニオイがします(食感や味がメカブに近づいていっちゃうんですね)。

私の感覚では、根っこ近辺にメカブが育ち始めていたら、もうその時点で“育ちすぎでその株すべてが味NG”くらいに思っています。

 

この日の収穫です。

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生のまま保管しようとしてもすぐに痛んで変色し始めるので、採ってきたその日のうちに茹でるしかないと思います。

“採り過ぎない”のが、美味しくいただくための最も重要なノウハウなのかも知れませんね。何度も訪問できるのなら、欲しい時、食べたい時に幾らでも採れます。

 

茹でる時間は10~20秒くらいで十分だと思います。

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表面にうぶ毛みたいなのが無数に生えていますが、このうぶ毛ボウボウ状態が美味しい部分の目安になります。生の状態でもしっかと確認できます。

小さくて旨みが生成していないヤツにはこのうぶ毛は生えていません。そして、ある程度以上に成長するとこのうぶ毛ってほとんど消えてしまうみたいなんです。

ワカメって普通の植物みたいに先の方が成長し続けるわけではなくて、根に近い下の方が成長し続けるみたいなんですよね。メカブが形成され始めたようなデカイやつは、下の方の葉は“うぶ毛がほとんど抜けてしまっていて” “硬くて” “ぶ厚くて” “磯臭いようなツーンとしたニオイがします”。だから“うぶ毛ボウボウ部分”と比べると全然美味しくないんです。※ちなみにワカメの“根”は固定機能しか担っていなくて根からの栄養吸収はまったくなされません。もしかしたら“うぶ毛”は栄養吸収と何か関係があるのかなあ。

 

こうやって茹でて刺身で食べても、味噌汁に入れて食べても、初めて食べるならカルチャーショックなくらいの美味しさだと思います。

でもちょうどいい成長度合いの個体を選んで採るとなると、多少経験値が必要ですね。ちょうどいい成長具合になる時期も場所によって結構(というかかなり)違います。

 

う~ん、どこだったかなこれ。

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