いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

北陸の自生ワサビ再調査

9月17日(土)はこれまでに自生ワサビを見つけた場所3箇所の再調査に行ってみました。

 

まずは石川県のこの場所に。北陸の自生ワサビ - いも工房

初回探索時は標高約175mの場所で見つけていますので、まずその下流側を調査してみました。が、見つかったのはこの1個体だけ。標高としては170mくらいでした。

なので、今度は上流側を調査してみると・・・、

こんな感じでポンポン見つかりました。探しているだけでも結構楽しいものですね。標高約190mの地点で引き返しましたが、もっと上流側にもまだまだあるのかもしれませんね。

ちなみにワサビの葉って、パッと見ではこんな風にフキの葉とかなり似ているので、その判別が出来るようになるまでは要注意です。「ワサビだと思ってフキを大量に持って帰って、家に帰ってからフキと分かってガックリ」っていうパターンが大いにあり得ます。※葉の表面に産毛のようなものが生えているような感じがしたらフキです。ワサビには産毛はなくて葉の表面はほぼツルツルです。

 

次はここに入りました。北陸の自生わさび どんなところにある? - いも工房

結構頑張ってみたんですけど、1つしか見つかりませんでした。初回探索時に根茎のブットいのを見つけた地点をさらにもう少し降りていった場所で、標高としては110mくらいだったろうと思います。ここはウチの庭の地下水と同じ水系なので、できればこの水系産にこだわりたいのですが、もう今後は再訪することはないかなあ~と思ってしまいました。

 

で最後はここです。富山県の自生ワサビ - いも工房

初回探索時より少し下流側に入って川沿いを調査してみましたが、見つかりません。

「なんだあ意外だなあ~」くらいに思いつつ、入ってきた急斜面を引き返し始めると・・・、

びっくり仰天、こんな風に自生ワサビがアホみたいに大量に群生していました。

初回探索時は川の流れのすぐ傍らの標高約175mの場所で見つけて、今回はそこより少し下流側に入ったのですけど、川沿いの深い谷の急斜面なので標高は逆に少し高めで180mくらいです。

岩場ではないので大して危険な場所ではないのですが、草木がボウボウに生い茂っていてこういう遊び(藪こきや登坂)に慣れていない人だとちょっと無理かも?というような感じの場所です。谷が深く日当たりの良くない場所ではありますが、北側(≒南向き)の斜面なので昼間の一定の時間帯だけちょうど程よく日当たりがよい状態になる、みたいな感じなんですかね。※ちなみに上の写真の撮影時刻は午前11時頃です。

で、この斜面にはその表面に全体的に湧水か沢水のような流水が僅かに流れていました。

分かりにくい写真ですが、こんな感じになっていたんです。

照度の適性度については分かりませんが、砂利の表面に常に流水が流れているというのはワサビにとって絶好の生育環境のようで、根茎がぶっとく育っている個体ばかりでした。それにワサビの葉が茂っている1株分あたりで、どれも10本くらい根茎がついていました。

 

なのでね、この狭いほんの一佇まいのワサビ全体に対して1/10未満くらいだけ採らせていただきました。私が確認したのはこの一角だけですが、周囲に似たような状況の場所はおそらくかなりの多数あるのだろうと思います。

 

 

今度の3連休には自分で釣ってきた魚の刺身に使ってみたいですね。