いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

南砺市 旧なんとか村地域 自生ワサビ

表題の通りです。2022年10月22日(土)に南砺市の旧なんとか村地域に狙いを定めて自生ワサビ探しに行ってきました。出発は朝の5時です。

 

1箇所目、アッサリありました。川の浸食で形成されたおっそろしい深~い谷底近辺の標高200mくらいの場所です。

周囲の環境はこんな感じ↓です。斜面の砂利の上に綺麗な流水が常に流れている、典型的なワサビ生育環境ですね。

まだ朝の6時30半くらいですから、この日の以後の展開も考慮してほんの4本だけ貰ってきました。

 

谷の上の方の幹線道路に戻り車で移動します。そうなると標高は500~600mになってしまうのでそんな場所にワサビがありそうな気はしなかったのですが、道路沿いの沢をチョロチョロっと覗いてみると・・・、

沢の両脇にワサビがたっぷり生えていました。この場所の標高は570~580mくらいですから、今まで唱えていた「北陸のわさびポイントは標高100~200mくらいの場所にある」っていう自説はあっさりと崩れ去ってしまいました。かなりの高標高でもちゃんと生えているんですね。まあ今までは、ワサビの探し方がよく分かっていなくて、日の当たらない暗い森林の中の沢ばかりで探していましたから、その探し方では高標高の場所では見つからなかったのだと思います。水が流れているだけでなくて日当たりのそれなりに良い明るい斜面で日中に何時間か陽のあたるような場所が良いと分かってきて、そういう場所を探すのであれば高標高でもワサビはちゃんとあるということなのだと思います。

 

続いてのポイントに入り川の縁を歩いていると、しばらくしたら1本だけ見つかりました。

爆裂のデカさの大きなワサビ株です。ぶったまげちゃいましたけど、敢えて採りませんでした。※標高は610mくらいです。

そしてさらに歩を進め川を下流側に歩いて行くと、沢というか“プチ滝”みたいな流れ込みがあるのが見えてきました。期待して近寄って行くと・・・、

やっぱりねズドーンと大量にワサビがありました。ここも標高は610mくらいです。

ここってこんな環境でメッチャ明るいんです。

赤丸の部分にワサビが沢山生えているんですが、青丸の辺りが土砂崩れを起こしていて、その土砂崩れの中にも土砂と一緒に落ちてきたワサビが大量に埋もれていました。

なのでね「土砂崩れでイカレかけてる奴だから遠慮しなくていいや」と思ってその2/3くらいかな?貰ってきました。

茎が皆グニーンとひん曲がっているのは、土砂の中から地上へ復活しようとしてこのワサビ達が頑張った痕跡です。

ちなみにこのポイントって、こんななんです。

車から丸見えで、アクセスも超楽勝なんです。

そしてついでに言うと、

↑これ、グーグルマップのストリートビューです。①②の石が私の撮影した写真と完全に同一だと特定できて、笑ってしまいました。こんな思いっきり目立つ場所でワサビが大量に見つかったりするものなんですね。というかまあ、この辺りの地域ではどこででも普通に沢山見つかるから、天然ワサビなんて地元の人達にとっては価値がなくて興味も持たれないってことですかね。

 

最後にもう一箇所、標高580~590mくらいの沢でワサビが見つかりました。採りませんでしたけどね。

 

これは木曜日と金曜日の夕飯です。

刺身に使うのもいいのですけど、ワサビって牛肉料理によく合うみたいですね。

 

今回この“プチ滝”のところで採れたワサビって、こんな感じで根茎部分に緑色があんまり乗っていなくて白っぽいんです。

もしかしてこれって味の良いワサビなのかなあ~、辛いのかなあ~と思って3本くらい試食してみたんですけどね、

もうメッチャ辛くて、舌はヒリヒリ、鼻には突き抜けまくるわで、これまで採ったワサビの中でダントツNo.1の辛さでした。

今までは「刺身の薬味としては辛さのパンチが足りない」とか「旬の冬場ではないから辛さが足りていないのかも」とか言っていましたけど、この個体の辛さだったら全然問題なし、完全合格の二重丸です。標高600mのご利益ですかね~、もしかして。

 

皆さんも是非ワサビ探しにチャレンジしてみてください、オススメです。ザルそばの薬味としてもかなりイケてると思います。