いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

北陸は越中富山の利賀で自生ワサビを採ろう

前投稿の通り、なんだかもう釣りに行っても釣れそうな気がしなくなってきたので、2022年12月11日(日)は旧利賀村地域に年末年始用の自生ワサビ確保に出掛けました。

 

国道に通じている“細~くて結構怖いような道”を車で降りていくと・・・、

車からこんな感じ↑で見えていたんですが、どうでしょうワサビかな?

ビンゴです。ワサビですね。車から目視でアッサリ確認できるような間近の場所にこんな風にこんもりと生えているなんて・・・、珍しくもなんともない訳ですな(笑)。

お、ここにもありますね。

この場所で一定量確保して、次のポイントに向かいました。

そこでも自生ワサビを一定量確保できました。もう十分なのでこれで帰宅してもよさそうに思えたのですが、今後数日で雪が降り始めて車でこの辺りまで来るのがかなり困難になる可能性もあります。なので「この機会に」と考えて、もう一箇所寄っておくことにしました。

 

その“もう一箇所”とは、ズバリこれです。一箇所というより「この一株だけ」ですね。

南砺市 旧なんとか村地域 自生ワサビ - いも工房

 

標高610m。雪が大量に積もる山間部では木の幹の立ち上がり部分が雪の影響でこんな風に斜面の下方側に向けてグンニリと曲がってしまうものなんですよね~。こんな環境でこのワサビ達は冬の間はどうやって暮らしているのかなあ~。

という訳で、この爆裂の大一株をすべて掘り起こして、画像の通り根茎部分が小さいヤツは埋めて元に戻しました。

土に生えている個体だから根茎部分はあんまり大きくないんだろうな~、とか思っていたんですけど、ここって土壌が“土”というより“砂利”に近くて上の方から微妙に少しだけ水が常に流れ落ちているような状況になっていました。

そのせいか根茎は予想を外してとっても太くて、ぶっとい立派な根茎が10本くらい採れちゃいました。バケツの中の上の方に根茎が3本ばかり見えていますが、これは作業の最後にオマケで加えた“ちっさい根茎”です。見えていないですけど、ぶっとい立派なワサビ根茎がバケツの底近辺にたっぷり入っています。

 

この時点でまだ午前10時30分くらいでしたので、帰宅途中で県東部の釣りポイントに寄ってみることにしました。

ですが、海はこの状態で釣りは無理というか危険な状態でした。3~4投だけキャストしてみましたけど、即終了にして帰宅しました。

 

自宅に帰着した時点で撮影しました。この日の天然ワサビ収穫です。

 

最初の2箇所分は、こんな風にキープ容器に移しました。※少量の井戸水を常時掛け流しにしています。

×印を付してある個体は元々この容器でキープしていた“小矢部川上流の自生ワサビ”です。この個体はこの容器でのキープを開始してからもう2ヶ月を超えていると思います。葉の色が薄くなってしまっているのは、肥育の環境としては微妙に及第未満ってことなのかもしれません。上手く根毛が赤玉土の中に入っていってくれると、濃い緑色を保って葉っぱが隆々と増えてくれる場合もあるんですけどね。

 

3箇所目の個体達にはこんな風にクヌギの落ち葉を軽く被せてみました。この状態でしばらく様子を見てみようと思います。

 

天然ワサビを採集して欲しいだけ確保するのはとっても簡単なのだけれど、これから春になるまで魚の採集(釣りで捕獲して確保)の方は難しくなりそうな予感です。

 

でも、ワサビって刺身の薬味以外にもありとあらゆる料理に使えるんですよね。

日本のわさびの魅力を再発見する | 日本わさび協会

www.wasabi.or.jp↑このリンクなんか、ワサビを添えられる料理がなんと119種類も紹介されています。

年末年始に我家の食卓にワサビと一緒に登場する料理はどれになるかなあ~。