いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

リンクアームのスワッピング

皆様、ご無沙汰しております。

一週間ほど前にパソコンが復帰しましたので、ブログを再開させていただきます。
休止中も当ブログにお越しいただいた方々には感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございます。


では早速開始です。
 以前に、NC30の17インチ化による“リヤの車高下がり”の対策論法として某掲示板を中心にまことしやかにまかり通っている情報が、皆さんもご存じのように、
① リヤサスをRVF純正品に替える + ②リヤサスリンクをRVF純正品に替える
だと紹介しました。

今日はこれの②についてです。

イメージ 1
私の持っている予備部品なんですが、RVFのプロアームにRVFのサス、NC30のリンク、NC30のリンクアームを組んだ状態です。

イメージ 2
同じ画像です。画角を変えて多少全体的に見えるようにしました。

サスってこんな風に組まれているっていうイメージを伝える趣旨です。
リンクとリンクアームはNC30用にしましたが、今日のこの投稿の場合RVF用でも別にいいんです。近くにNC30のリンクとアームがあったので、適当にそれで組み合わせてイメージ画像を撮影したんですね。
 一応車両実物で確認して、それと大体同じ組み付け角度にしたつもりなんですが、こんな角度だったかな~、と気になる方は、ご自分の車両で確認なさってみてください。

 リンクはNC30用でもRVF用でも同一寸法なので、これを入れ替えても動きが滑らかになる以外の変化はないということになります。
 リンクアームをNC30用からRVF用に替えると約4ミリ短くなります。そのことにどんな意味があるのかを伝えるのが、上の画像を掲載した目的です。

 画像に写っているリンクアームの右側の穴はバイクのフレームにボルトでマウントされています。ということはアームが4ミリ短くなれば、画像で一番下のボルトに相当する部位が車体の前方側へ4ミリ移動することになります。となると当然、サスの最下部のマウントボルトの位置が“上にも車体前方側へも一定程度移動する”ということになります。
 つまり、プロアームスタンドで車体を立てて無負荷状態とか1名乗車のいわゆる1G状態とかの標準状態において、車高の上昇とは別に“サスのボトムの位置が前にちょっとズレる”ということが起こると考えられる訳です。
 リヤサスペンションが伸び縮みしない単なる棒だったら、リンクアームを4ミリ短くすることは間違いなく、車高の上昇という現象に変換されます。伸び縮み挙動をするサスペンションであっても上昇するかも知れませんけど、実際のところは私には分かりません。ま、しかしそのことはどうでもいいんです、というかどっちでもいいんです。
 問題なのは、“サスのボトムの位置”という作用点が、少し(4ミリじゃないですけど)前方にシフトしてしまうことなんですね。

 私がNC30に乗っている時、サスがNC30のまま、リンクアームをRVF用に替えたところ、
『標準状態ではよく分からないけど、少しでもバンクさせて横Gがサスに掛かっている状態では以前よりも余計に沈むようになったように思えてならない。これじゃ却って尻下がりにつながっている。』
そういう風に感じました。
 はっきり言ってそのインプレの妥当性に自信はありません。そんなことを言っているV4ライダーをインターネットの世界の中で見たことがありませんから。
“リンク”という言葉に“リンクアーム”の意味も込めているのか否かは不明ですが、『リンクをRVF用にしたら車高が上がった(あるいは、RVFにすれば車高が上がる)』と言っている方は、皆さんもご存じの通り沢山いらっしゃいます。

サスがNC30のままリンクアームだけをRVF用にした人がいたとして、もし私と同じようなインプレを持ったのなら・・・、
『インターネットの定説より、自分の感性を信じた方がいいんじゃないかな』
とまあ、そう思う訳ですね。

 ちなみに、NC30の車両に対してリヤサスだけRVF用にすると『RVFのリヤサスって固いような気がするなー』と思ったような記憶があります。元のNC30サスが劣化して抜けかけだったからでしょうか?

 もう一つ・・・、
NC30のリヤサスをRVF用に替えてしまうと、エトスのフルエキの昔のヤツは左のリヤバンクのパイプがRVFリヤサスの傘に干渉します。ギリギリで干渉しない場合もあるけど、当たってしまうのが普通だと私は思っています。
 新しい方のロットのヤツは干渉しないんですよね~。
この辺は、そのうちにまた別途投稿させていただこうかと思います。

 なんかちょっと偉そうですね~。なにとぞご勘弁ください。