工事1日目の翌朝の撮影です。
あっという間に空間の雰囲気が変わってしまいました。
あっという間に空間の雰囲気が変わってしまいました。
反対側からだとこうです。
梅の木が剪定されているのが分かりますね。
梅の木が剪定されているのが分かりますね。
工事着手の直前に私が剪定しました。剪定前よりも相当に小ぶりになっています。
こんな風に穴が掘られました。
ちなみに蓮の実みたいなマンホールは、雨水排出配管の中間枡の蓋です。
ちなみに蓮の実みたいなマンホールは、雨水排出配管の中間枡の蓋です。
すごく深い穴です。何をするのでしょう。
答えはこれ。浄化槽の設置です。
この画像で既に穴の中に設置済みです。
この画像で既に穴の中に設置済みです。
ここの町って、そんなとんでもないような田舎でもないんですけど、下水道の普及率が10%くらいしかないんです。
そんなの別に珍しくないよ、とか言われてしまいそうですが、私は最初「下水道がないってどういう意味?」「浄化槽って、言葉くらいは聞いたことあるけど、それが下水道の代わりってどういう意味?」ってくらいに思ってしまいました。
そんなの別に珍しくないよ、とか言われてしまいそうですが、私は最初「下水道がないってどういう意味?」「浄化槽って、言葉くらいは聞いたことあるけど、それが下水道の代わりってどういう意味?」ってくらいに思ってしまいました。
この家には最初“単独浄化槽”ってのが家の裏側通路の下に設置されていました。
単独浄化槽ってトイレの汚水だけ用の浄化槽なので、風呂や洗濯や台所の水は川に垂れ流しだったんです。
単独浄化槽ってトイレの汚水だけ用の浄化槽なので、風呂や洗濯や台所の水は川に垂れ流しだったんです。
家庭用の浄化槽には単独浄化槽と合併浄化槽があって、それぞれの特徴は以下の通りです。
単独浄化槽 → トイレの汚水だけ用の浄化槽。処理水のBODは100ppm以上。
合併浄化槽 → トイレの汚水、風呂、台所等のすべての生活排水を処理できる浄化槽。処理水のBODは30ppm以下くらい。
単独浄化槽 → トイレの汚水だけ用の浄化槽。処理水のBODは100ppm以上。
合併浄化槽 → トイレの汚水、風呂、台所等のすべての生活排水を処理できる浄化槽。処理水のBODは30ppm以下くらい。
ではなぜ単独浄化槽なんぞが設置されていたのかというと、
「この家が建てられた頃には、この町の行政は単独浄化槽の設置には補助金を出したが、合併浄化槽の設置には補助金を出さなかった。」
からなのだそうです。
「この家が建てられた頃には、この町の行政は単独浄化槽の設置には補助金を出したが、合併浄化槽の設置には補助金を出さなかった。」
からなのだそうです。
現在は日本全国にわたり単独浄化槽の設置は禁止されていて、合併浄化槽しか設置できない決まりだそうなので、変な話です。
既得権系の裏がありそうな気がしますが、まあその辺はこの投稿では変に触れずにスルーしましょう。
既得権系の裏がありそうな気がしますが、まあその辺はこの投稿では変に触れずにスルーしましょう。
で、この家の単独浄化槽の処理水って、どこに放流されていたのかというと・・・
庭の土中に浸みこませているだけだったんです。下水道がないというだけでカルチャーショックだった私としては「マジかよ、すっごい抵抗あるんだけどなあ」と思わざるを得ませんでした。
梅の実の豊作はもしかしてそれで担保されていたのかも? う~ん、複雑な気持ちだなあ。
風呂の水はまだいいとして、洗濯や台所の水をスッポンやナマズがたくさん居る河川に放出するというのは、どうにも抵抗があって、それで思い切って合併浄化槽を設置することにしたという訳です。
今回の合併浄化槽設置の費用は大雑把に言うと、総工費約100万円でその半分にあたる約50万円は補助金で補填された、となりました。
ま、しょうがないんだけど、最初から合併浄化槽の設置を推奨していればいいのにね~、と思ってしまいます。
ま、しょうがないんだけど、最初から合併浄化槽の設置を推奨していればいいのにね~、と思ってしまいます。