いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

たたき池-20(水入れ試験)

ムンクの“叫び”。
ウィキでカンニングしたところ、その絵画の製作年は1893年だそうです。
オークションで96億円で落札されたことがあるんだそうな。

子供受けするような描写内容なので、絵画になんの興味もない人でもまず知っている絵ですよね。
私も小学校か中学校の美術の時間に“絵画コピー”っていう課題の題材にして、コピー画を描いたことがあります。

中央に描かれている人物が“イヤァァァー”って叫んでいる絵に見えますが、ウィキには以下『 』内のように説明されていました。
「叫び」はこの絵で描かれている人物が発しているのではなく、「自然を貫く果てしない叫び」のことである。絵の人物は、「自然を貫く果てしない叫び」に怖れおののいて耳を塞いでいるのである。』

でもそんな正しい解釈なんぞとは無縁に、普通は「“イヤァァァー”って叫んでいる絵」だと認識されているのではないでしょうか。
イメージ 1




さて、ゴールデンウィークの最終日5月6日の朝に水入れ試験を行ってみました。
イメージ 2
入れた水量は水位にして約40cm。下の方の排水管のところまでです。
つまり2段目ブロックのトップまで水を入れてみました。
水位が約40cmに達してから30分くらいしか経過していない時点の画像なんですが、この画像で既に2段目ブロックの下部に水の浸みが見えます。
※3段目ブロックの水浸みは、水入れ試験を開始する時点からありました。3段目ブロックの穴に溜まっていた水が徐々に染み出てきているのだと思います。今回の水入れ試験とは因果関係のない水浸みです。

「ちょっとくらい浸みたところで、一日経っても大して水位下がりしなければいいんだよね。このくらいなら及第の範囲だよな~」
そう思って、隣町のイオンまで100円歯ブラシの買占め兼ドライブに出かけました。
昔からイオンの歯ブラシが好きなんですけど、田舎町なのでイオンがないんです。
他のホームセンターとかにもお買い得な歯ブラシってあるんでしょうけど、同じことしかやらないというかできない性分なんで(笑)。


イメージ 3
約5時間後に帰ってきて、この状態でした。

イメージ 4
この投稿の2枚目画像と同じ構図ではこういう状態です。
排水管の位置を根拠にして水位を測定してみると“11mmの水位ダウン”でした。
5時間で11mmなら、1日(24時間)では約50mmです。

1日で約5センチの水位ダウン。池の通常運営不能です(泣)。
したがって判定レベルは
「この投稿の1枚目画像に相当する」
ということになりますね。


イメージ 5
水を抜いてみた後の状態です。
壁面に水滴が単に残っているのではなくて、連続的に水がしたたり落ちています。
“したたり落ちた痕”的な状態になっているのが見てとれるかと思います。

漏れた水がブロックの穴に一旦溜まって、池の水を抜いた後もその水がブロックの小孔を通って連続的に落下し続けている状態なんですね。
画像は一番酷い一辺についての撮影ですが、全辺にこの症状がありました。
水の漏る穴の総個数は“100個以上”とかいうレベルだと思います。
穴の大きさは、一番酷いヤツだと直径0.5mmくらいとかあるのかも知れません。水滴が連続でしたたり落ちる頻度からそのくらいが想像されましたので。

池の貯水性能は予想を下回る結果で「判定=ムンクの叫び」となりました。


今後の幾度とない防水塗料塗り重ねを頭の中で計画し始めますが、それってかなり大変です。
今したたり落ちている水滴が完全に収まらなければ塗り足しの実施はできません。
塗っても内側から水滴で塗層が破壊されてしまう筈です。

①水滴落下が完全に収まる。
②塗り足す。
③塗料が乾くのを待つ。
④水を入れて、5時間くらい放置する。
⑤水を抜き、ブロックの穴からの水滴浸出の状況を確認する。 → ①に戻る。

やってられないですね。
現実逃避のための散歩に出かけます。「夕日に向かって走る」という行動に似ているような気がしますね。

3時間の現実逃避お散歩の後、池の中をしげしげと眺めますが水滴の落下は収まっていません。
完全に収まるのに24時間くらいで済むだろうか。
やってられないわ、他に方法はないものかなあ~。

ネット上の情報としては
「水を張ってミョウバンを入れて放置しておくと水漏れ改善効果がある」
というのがあるにはあります。たたき池造りのブログ記事で何点か紹介されています。
でもはっきり言って説得力に乏しいんですよね~。

私の安易なイメージでは
「効くわけないよ、そんなもの。理論の紹介もないし。
酷い穴は直径0.5mmとかありそうだからな~。そんなもん塞がらんわ。」
くらいに思えました。

ただ、ネット上でミョウバンの水漏れ改善効果の理論はどこにも紹介されていないんですが、私なりの仮説が一応はありました。その仮説って
「“石こう”かもね~」
です。

クヨクヨと悩みながら池底を見ていると、一つの事実を発見しました。
滴り落ちて池底に溜まった水が結構白っぽく濁っていたんです。

「そっかー、ブロックもコンクリートだからカルシウム系統の成分が出てくるんだろうな~」
という風に思いました。

「これだけ明らかにカルシウムがあるなら、石こう理論が合っていれば、ちょっとくらい効果あるかもね~」
上述①~⑤の永久輪廻から逃避したくてたまらないので、ダメ元でネット上の究極奥義“ミョウバン”を試すことにします。
試そう、と思ったのが同日5月6日の16:00頃です。

ミョウバンって近所に売っているものかなあ~。