いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

スッポンって、どんな立地に産卵するのか?

スッポンって、どんな条件の場所に産卵するのでしょう。
私の私説ですが紹介してみます。


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この画像の矢印5箇所すべてに産卵痕があります。
「川の水際から見て、このくらいの範囲のどこかに産む」っていうイメージでしょうね。

川の地形にも条件があって「陸上の条件が上の画像のように良好でも、川底の地形が遠浅でなければあんまり産卵しに来ない」っていうような法則もあるように感じています。


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砂地でなくても、こんな草むらにも結構産卵するんです。

でもね、後から分かったのですが、スッポンって掘った穴の中に卵を産んだ後、その穴をちょっとしか埋め戻さないみたいで、はっきり言って穴はかなり露骨に残るようです。

そのせいで、こういう草むらに産んでしまった場合は産卵と埋め戻し完了後の穴があまりにも目立ち過ぎて音速で他の動物に食われてしまうように思えます。

砂地に産んだ場合はすり鉢状の痕が残るだけなので、草むら産卵との比較では圧倒的に目立ちにくいように思います。
砂地産卵の場合は、産卵後数日経過すれば人の目で見ても中々それと分からないくらいに穴の痕が崩れて平面に近づいて行くみたいです。


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1枚目画像の青矢印の産卵痕です。
ちょっと解説してみましょう。

スッポンって産卵する穴を掘り始めて結局その場所を諦めて、また別の場所に穴を掘り始めることがとても多いようです。
土が固かったり植物の根や石に遭遇して上手くいい穴が掘れないと場替えするんです。

この画像の例の場合は、最初に掘り始めた穴の箇所で大きな石に遭遇してしまってそれ以上掘り進めず場替えしたみたいでした。
※場替えする時に諦めて放棄したヘッポコな穴に「1個か2個だけ気まぐれ産卵する」なんてことも時々あります。

右の2つの穴はヘビが首を突っ込んで卵を探した痕だと思います。
変な人工的な感じの丸い痕がついていますが、ヘビがトグロを巻いて動くとこういう痕がつくんです。

この日は朝に雨が降りましたから「ヘビのトグロの痕は雨が止んでから付いた」と理解できます。
つまり、この卵に関してはヘビは哺乳類小動物に先を越されたってことだと思います。


さて、私の血眼になってのスッポン卵探しに話を戻しましょう。
7月24日(水)の22:00頃にやっと結実しました。
他の動物に荒らされる前のスッポン卵1セット23個を無事ゲットできました。この投稿の1枚目画像の範囲のある箇所で。

翌日7月25日(木)の夕方には、前投稿の最初の画像の箇所のアクセス通路川岸で1セット12個をゲット。
この辺りで大分要領が分かって来たんですが、通い続けたこの2箇所では以後それ以上のスッポン卵ゲットには至りませんでした。

この2箇所って、卵を荒らす動物の側にとってメジャーな有名スッポン卵ポイントのようで、そのせいでほとんどすべての卵が音速で荒らされるようです。
運次第で1日くらいなら無事でいることもあるようで、私がゲットした2セットはその1日のうちにかろうじて見つけることができた、ということだったみたいです。

つまり、動物の側があんまりよく知らないマイナーなスッポン産卵ポイントなら、そうそう荒らされるものではなくて、大概の卵が丸々残っているマイナー産卵ポイントも存在することが分かったんです。

それが分かったのが、7月27日(土)でした。
産卵後2週間くらい経って発生もかなり進んでいるようなスッポン卵がガンガン見つかりました。

途中から場所を探し出す要領まで見えてきて、醤油皿程度の僅かな砂地の窪みを識別ポイントの主たるところとすれば、何の変哲も痕もないかの如き平坦な砂浜の中からスッポンの産卵した場所を結構かんたんに発見できることも分かりました。

その具体的なところは、月曜日か火曜日に投稿しようと思います。
今年のスッポンの産卵が始まった頃の卵だとしても、孵化まで多分あと一ヶ月くらいかかります。
ということはあと一ヶ月くらいはスッポンの卵探しができる時期なのかも。

でも私はもうこれで卵探しはやめるしかないですね。
努力して確実に孵化させて、川に返しましょう。何匹かは手元に残したく思っていますが。