いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

スッポン卵人工孵化の初陣

確か8月3日(土)の朝のことです。

これまでと同じような状況で河原の砂浜でスッポンの卵を見つけたのですが、発生がかなり進んでいる感じでした。

それで、庭に作った孵化場とは別の容器に入れて、孵化を楽しみに待っていました。

よく憶えていないですけど、卵の数は20個くらい。卵の大きさはまあまあ立派な部類だったと思います。

卵によって発生の進行具合に差がある様子で、卵黄の残りがまだ少し見えるものからほとんど見えないもの、その中間くらいの感じと色々あり、「発生の完了タイミングに差がつきそうだなあ」と思えました。

ただ「カメの卵って、すべての卵が示し合わせたかのように同時に孵化して出てくる」っていう話をよく聞きますから、そういう風になるのかな~、とも思いましたけど。
 その点が気になったので「仔スッポンが一匹でも這い出してきているかどうか?」を、毎日必ず夕方か夜に確認するようにしていました。
「容器の外からジッと見る」ってことをするだけですけどね。


イメージ 1
私が準備した孵化容器です。
卵以外には卵を採ってきた場所から持ってきた砂だけが入っています。

予想に反しいつまで経っても仔スッポンが這い出して来ず、その気配すらも感じられず心配に思っていたのですが・・・、
今日8月14日(水)の朝、出社時に何気なく見たら、仔スッポンらしきものがゾロゾロと砂の上に居ます。

容器の蓋を開けてみたら、仔スッポンがたくさん出てきていました。
やっぱり「発生の早い個体から順に」ではなくて、「示し合わせたように皆で同時に」という格好で出てくるんですね。
「示し合わせてタイミングを合わせること」の“機構”と“敢えてそれをする理由”が気にかかりますね~。


イメージ 2
その8月14日(水)の出社時、朝7:00の撮影です。
蓋をあけたら驚いて直ぐに砂の中に潜り始めたので、これですべてではありません。

この画像だと12匹くらいでしょうか。
まだ何も手出ししていないので、砂の中に潜って隠れた個体と併せて全部で何匹いるのか、まだ特定していません。


この仔スッポン一群については、少なくともしばらくは飼ってみようかな~、と今のところは思っています。

「あげようか?」なんて言ってみても、
「そんなゲテモノ集めて喜んでる人って、アラ○グマ係長だけですよ!」
っていう反応が返ってきそうですね~。