終わらない８月

10月4日(土)のヒスイ探しの報告です。

　綺麗な大物を集めたくて海岸での素潜りに挑戦するつもりで、ウェットスーツを持参して出かけました。
　タイミング的には、“そろそろ台風が近づいてくる”といった状況の日でした。

行ったのはここです。
“・・・・”って呼ばれる場所だと思うのですが、崖上のホテルの右を降りて行ったところをそう言うのか、ここのことをそう言うのか、私にはよく分かりません。

“潜る”なんてかんたんに言ってみても実行に移すのは中々勇気が要り決断できず、波打ち際の歩きで2時間ほど探石しましたが、何も見つけらませんでした。
そのうちに波が高くなってきて、海の中も濁り始め、潜るのは無理っぽい＋潜っても無駄っぽい、という状態になってきたので諦めて退散しました。

「波が強いならS沢か？」
そんな風に思って次はS沢に行きました。

S沢での成果です。
入ったのは11:30くらいでしたが、アッサリと2個取れました。
　
　画像左：105.80g/35.45ml＝比重2.984
　画像右：115.11g/36.83ml＝比重3.125
右のヤツは全体的にラベンダーっぽい色が入っていて緑っぽい色も一部入っています。その割には比重がイマイチなのが不思議ですね。

なんにしても、私にしてはとっても上出来な結果です。

他にも人は何人もいたんですけどね。画像右の石は波の先が微妙に届いていないくらいの場所に目立ってポトンと落ちていました。
11時過ぎているのに、どういうことなんでしょう。

次は格別の根拠もなしにH川の下流某所に行ってみました。
到着したのは12:30くらいだったかな。

そうしたら、なんとこんな状態になっていました。
画像だけでは分かりにくいかもしれませんが、“前日までに重機で河原をしっちゃかめっちゃか”の直後状態です。

「これってもしかしてかなり美味しいのでは？」
ワクワクしながら探し始めますが、ロクなものが見つかりません。

「やっぱり駄目か～」
半分諦めてしまいましたが、写真を撮影した場所に一旦戻ってリスタートします。
画像の“←ココ”って文字入れしてある場所に無造作に落ちている石(土中にまったく食い込んでいなくて地面の上にドスンと乗っかっているだけでした)を拾い上げて観察すると・・・、
なんと、

モロにヒスイでした。
一番長いところの長さが20cmチョイ。重量は7.4kg。
すべての面に緑がボツリボツリと入っているのが見えます。
即ヒスイ判定を出せるくらい明らかにヒスイでした。

頭の中でスロ新鬼武者の柳生十兵衛茜の「おったから、おったから」を連呼しながら、水際へ降りて行って表面の泥を洗い流しました。

ちょっとだけ磨いた状態です(濡らし撮影です)。
この画像だと色々な箇所に緑が入っているのがなんとか分かりますね。

ヒスイ探しを始めてからほぼ2ヶ月。
ヒスイ収穫の量的に大分満足できました。

その後もヒスイ海岸に通ってはいますが、“休日のすべてを投入”という状態からはやっと脱却できるようになりました。
その後は10月5、11、12、13日が休日だったのですが、行ったり行かなかったりです。

でもね～・・・、
ああいう収穫の画像を見せられてしまうと・・・、

表面上は“うらやましい”とか言うんでしょうけど、普通ショックだわな～。
まあいいんですけど。ブログや板から出てくるお話や画像が今のヒスイ人気の原動力なのだろうし、最も有力な情報源なのでしょうから。

でも、一番効率的な手法というか上達への近道は“ヒスイ探しの腕前が玄人レベルの人と知り合いになって、その結果としてその人達から色々と有効な情報を教えて貰えること”なんでしょうね～。

私は敢えてそれを避けています。
家から約100kmだから“準地元”みたいなもので、遠方から多大なエネルギー使って訪れる人達に比べると、通う距離の問題だけでも実際のところ圧倒的に有利だからね。
それだけが理由じゃないけど、他の理由も含めてヒスイ探しの先輩から直接情報を貰うことを避けています。ウェブ上では必死になってロムで盗もうとしていますけどね～(笑)。

休日の投入頻度を落とす努力が必須ですが、今後もヒスイ海岸や姫川、青海川の1年間の季節の変遷を自分の体で体験して把握するというか見守ってみたいですね～。

「寒くなったからもうイヤ、とか、大きな怪我したからもうヤメる、とか」そんなことを言い出すのは、いつのことになるでしょうか。
あと一ヶ月くらいでアッサリ根を上げるかもね、寒いから(笑)。

台風の雨でかなり増水したでしょうから、それが治まった今度の土日の姫川、青海川には・・・、