いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

今週末のヒスイ探しの成果

もうそろそろ平成26年度も終わりですね。

「あと2,3日くらいは年休使っても特に心象悪くならないよね?」なんて思って、3月20日(金)は有給休暇を取りました。別に特に用事もなかったのですが。

で、せっかく休んだので、糸魚川に行って来ました。
糸魚川に行くために会社を休んだ訳ではなく、休みになったので糸魚川に行きました。
自分の中では本当にそういうつもりです。

私は準地元なので、土日だけで十分にヒスイ探しを楽しめますから、
「今日は波とか増水とかのタイミング的にチャンスだから、年休で会社休んで平日に糸魚川にヒスイ探しに行く」というやり方は基本的に禁じ手だと自己ルールを作っているつもりでいるんです。一応は。
 
『そんな釈明は屁理屈だ。お前は糸魚川に行くために会社を休んだのだ!』
傍から見ればそうなりますかね(笑)。


3月20日(金)朝6:00、いつものように姫川の下流に到着します。
「あ~、やっぱり終わってるな~」
下流の戦車の仕事は完全に終わっていました。予想通りですけどね。

戦車の造った堰はすべて取り壊されて元の平坦な川原になっていました。
そしてしかも姫川の水は泥水で増水し、堰を取り壊した跡を覆って流れています。
ほとんど探石不能の状態でした。

戦車の仕事が終わっているとは思っていましたが、こんなに増水しているとは驚きでした。
“冬場の川底の苔モード”どころではないですね。もうおそらく“姫川の川底苔モード”は完全に終わりだと思います。


どこの川原を探石したらいいものか判断に悩みましたが、戦車の活動に頼らない普通の探石を中心として姫川のあちらこちらを彷徨います。



昼頃だったかな、
水際に誰かが置いたかのようにボツンと1個ありました。
イメージ 1
重量は950gでした(私の持っている機材では1キロ近い大きさの石の比重測定は結構手間が掛かって面倒なので、今回は比重測定しませんでした)。

水の中では緑色が結構目立って見えたんですけど、この写真だと全然そういう風に見えないですね。
ま、いずれにしてもそんなに大した獲物ではないです。


そして終盤でもう1個見つけました。
イメージ 2
4.6kgあります。
形がお見事です。

“戦車の仕事による系方式”で見つけたヒスイです。
『金曜日だろ?』って言う声が聞こえてきそうですが、その辺りの状況はご想像にお任せしましょう。

川底の砂の中に眠っていた“何年も洗われていないヒスイ”で、表面が全体的に風化していて触り心地がスベスベな面が一つもなかったので、今日(22日)ハンドグラインダーで表面を程々に研磨してさらにペーパーでちょっとだけ磨きました。


イメージ 3

イメージ 4
申し訳程度に緑色が見えます。
※画像以外にもあと2箇所だけ緑色があります。
イメージ 5



イメージ 6
石全体全般的にこんな風に細かい結晶がびっしり見えます。


イメージ 7
透過が結構あります。良いところで15mmくらいですね。
この画像では緑色っぽい透過に見えますが、実際には特に色目のない普通の透過です。

金曜日の収穫はこの2個でした。
泥水+増水でしたが、上出来ですね。


そして3月21日土曜日・・・、
姫川はまだ泥水のままでした。でも、金曜日よりは大分水位が下がっていました。

青海川から姫川の上流サイドまでありとあらゆる場所を攻めましたが・・・、
全然だめです。ないですね~。

青海川、K川、OD川は濁っていませんでした。
ちょっと濁りが入っているけれど、泥水とは間違っても言えない“透明の部類に入る”水の色だったと思います。
水量は冬の頃よりも多かったように思います。

で、OD川合流より上の姫川本流だけが真っ茶色な泥水になっていました。
なんでですかね~。
もしかすると「単に雪解けで水が増えたから泥水になっていた」という訳ではなくて「ダムの放水的要因による泥水」なのかな~、と思ってしまいましたが、それが当たっているかどうかは分かりません。


イメージ 8
終盤でなんとか1個見つけました。

イメージ 9
コイツも形が中々ですね。

イメージ 10
「質はマアマア良いんじゃないかな~」と思いながら帰宅後に測定したら、
重量513g、体積160ml → 比重3.21 でした。

イメージ 11
透過は1cmくらい。画像の見映えの通り、緑色っぽい透過です。
「比重が3.20を超えているだけあるな~」と思ってしまいました。


で、実はこれも“戦車系”で、表面がちょっと風化していました。
ですので同様にハンドグラインダーとペーパーでちょっとだけ研磨してあります。
というかまあ、コイツはそんなに風化していませんでしたけど4.6kgのヤツを研磨したので、ついででチョロチョロっと研磨しました。


なんだか戦車系のヒスイだと、採れたヒスイの表面が風化していようがしていなかろうが、採取できたシチュエーション的に“萌えない”ですね。“採取できた状況に雅がない”とでも言うのか・・・。
(先週の投稿でもこれに通ずるような内容の心情を書きましたね、そう言えば)


雪解けの増水を頼りにして“戦車に頼らない普通の探石”で綺麗なヒスイをゲットしたいものです。
“これからがその季節”なんでしょうけど、一番熱いのはいつの頃になるのかなあ~。
(ちなみに私は初心者なので“一番熱いのがいつ頃なのか”を正確に承知していません)