いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

準ロウカン級ヒスイ(比重3.307)

連休中のヒスイ探しは今のところほんの1日、
5月3日(日)だけ行ってきました。


現地到着は朝の6:00過ぎ、姫川下流
連休入り直前と比べて川の水位の変化は特には無いようでした(つまり増水したまま)。

下流から探石を開始しますが、なんにも見つかりません。

「Kでも見に行くか」
そう呟いてKに行ってみたところ、連休入り直前の時点よりも水がちょっと多めのように感じられました。探石の方はもちろんボウズです。



しかし海の方は相変わらずの“ほぼベタ凪続き”の状態ですので、
前回で味をしめた“ウェダーで水深1m未満程度の海底を探石”をやることにします。

午前中でさっさと川を投げて、インター西の工事用スロープへ車で入って行きました。


ウェダーを履き海中へザブザブと入っていき探石を開始すること10分。

「あれ、これヒスイだよね・・・。
 いつもの低質灰色だけど。」

イメージ 1
それがこの石です。3.7kgあります。

イメージ 2
私の鑑定感度だとこの石も一応はヒスイだと思えるんですが、入浜して直ぐの場所でアッサリ拾えたということは、『拾ってみたけどそのままそこにリリース』を食らった履歴が何度かあるのかも知れませんし、「この程度の石は普通はヒスイとは見なしてもらえない」っていうことなのかも・・・。

そろそろこの手の石を自分のヒスイ定義の範囲から外すことを真剣に考える必要があるな~、といつかのように再度思ってしまいました。


この石は一旦車中に置いて、そのまま海中に入ったり海岸に上がったりを繰り返しながら右天険のドン突きまで長時間延々と探石を続けました。でも成果なしでした。
ベタ凪でウェダー履きなら、ちょっと無理をすればそのままホテル天険まで到達できるのですがヤメておきました。
もう気力が続きません。
インター西までの帰路は探石せずに海岸をただ単に歩きました。



帰りの道中で市振のパーキングに車を停め、海の様子を崖上(パーキング)から見てみました。

「ちょっとだけ寄るか」
既に13:30くらいになっているのですが、“寄り道”程度の気分でパーキング横のスロープを降りて行きます。

そして同様にウェダーで海底探石を開始。

開始後20分くらいだったでしょうか、
スロープを降りきったところからちょっとだけ奥側(東側)の、海中にまでテトラがせり出している状態のところの、そのテトラの隙間で水深40~50cmくらいのところに・・・、

おもいっきり目立つ状態でズドーンと・・・、


イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6
ありました。
準ロウカン級の上質ヒスイ。
※3枚目の画像だと青ヒスイのように見えますが、撮影条件を工夫しすぎたせいです。実物の発色とは異なります。実物は普通に翠系の色で、2枚目の画像の発色が肉眼視イメージとほぼ同じです。

見つけた瞬間の私の気持ちはこんな感じだったのですが、
大げさ過ぎるというか、なんのことだか意味不明な演出ですね(笑)。

石の一番長いところの寸法が41~42mmくらいです。
重量80.52g、体積測定結果24.35ml → 比重はなんと3.307もあります


“おはぎ”みたいな色になっている部分がありますが、別に“皮”ではなくて、この部分もヒスイのようです。(結晶もしっかり見えますし、その部分の形状もおかしくなっていませんから)


これでも大きさ的には“十分”と思いますが、いつかはこの石質レベルのもっと大きな石に巡り合いたいですね。
500gとか1kgとか3kgとか・・・、

そんな日が本当に来るのでしょうか。