いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

2016年のヒスイ探し初め

昨日の2016年1月3日(日)にヒスイ探しに糸魚川に行ってきました。

2ヶ月振りくらいでしょうか。
前回の糸魚川行がいつだったのかもう忘れてしまっています。


出発は朝の5:00頃、
姫川に到着したのは7:00頃でした。

天気は良いです。積雪も特にありません。

自分のお気に入りの場所から淡々と探石を開始します。

しかし・・・、
期待に反して見つかりません。

自分の中で期待を高めて出かけたので採れそうな気がしていたんですが、実際のところは明らかに条件が悪いです。
 年末年始の長休みの最終日だから、滅多なことでお目にかかれる訳ないですよね。採り尽くされている状態に決まっています。
 パチンコと一緒で出かける時は勝つ気満々、負けが確定した段階で「負けるのが当たり前だよなあ~」と思い直してしまうのと似ています(笑)。

上流に向かって攻め上っていき、1本目の赤い橋のところから河原をみると

「お~!」
戦車が河原をギタギタにひっくり返して、おもいっきり地形を変えてありました。そして今日は戦車は完全な休戦日・・・、
ワクワクして河原に降りて行きましたが・・・、

これも同じことです。
ずっと戦車休戦日だったんだから、ヒスイは近所の人達に採り尽くされているのが当たり前です。
当然の如く何も見つけられませんでした。

この場所にはちょっとだけ積雪がありました。
ということは・・・、
「小滝まで行ったところで、かなりの積雪なんだろうな~」
と思わざるを得ません。

「しょうがない・・・、」
「無駄だと思うけど青海川下流(or中流)に寄って帰ろう」
そう呟いて姫川を後にします。


その青海川入川後ほどなくすると・・・、


「おっ!」
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「コイツは?」

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「ヒスイですね、きっと」

こんなに目立つ場所にこんなにモロに露出しているなんて、
表面の砂が洗い流された後のよっぽど良いタイミングで入って行けたということなのでしょう。


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アッサリと水揚げできました。

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ヒスイですね。
混ざり物が多いし、結晶もほとんど見えませんけど、色は結構いい感じで入っているし、川の流れによる磨きあがりの品位もそれなりに魅力的なような気もしました。


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この画像だと結構いい物のように見えるかも知れませんが、この“割れた面”は“石目割れ”でなくて“脈割れ”でできた面であるように思えます。

ヒスイ岩石の中に入っている“脈”の部分は石質としてはヒスイ以外の鉱物ですから、脈割れでできた面に露出している鉱物って“ヒスイ石質な石そのもの”では無いはずです。

実際の肉眼観察でのこの面の表面石質鑑定結果は“微妙”というか“アヤシイ感じ”でした。
部分的には明らかにヒスイな部分もありましたけど、面全体に対して評価するなら“イマイチ未満です。


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35kg~40kgくらいでしょうか。
持ち運びは楽勝です。

よっぽど無理すれば片手でも持てないことはないかも(ホンマかいな?)


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この画像上での上の方は結構いい感じにヒスイなんですけど、結晶がほとんど見えません。
それに石全体に占める混ざり物の割合が多すぎます。
「割ったらもしかして・・・?」
という気もしないでもなかったですが。


「この石を庭に置いたら観賞価値あるかなあ~」
と庭に置いた状況をじっくり想像して熟慮してみましたが・・・、


「ヤメたっ!」

置いて来ちゃいました。
川に投げ込むこともせず、そのまんま。


またそのうちにとろけるような上質ヒスイに出会うことができるんだと思うことにします。



それは・・・、
いつの日だろうか?