いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

スッポンやイシガメの行方不明のオチ

2年以上部屋で飼っていた4匹の仔スッポンは、現在4匹とも庭池で元気に暮らしています。
ただちょっと“却って野生帰りしたのでは?”という風に感じています。
“ちいとも馴れん”どころか“部屋飼いしていた頃より警戒心が強くなってしまった”ように思えてなりません。


そのスッポン達ですが、頻繁に行方不明になります。
一旦行方不明になると、草の根分けるが如くの探し方をしてもまったく見つかりません。

実は庭池に入れて数日後の段階で2匹のスッポンが完全に行方不明になりました。
仮説としては、
 ①近所の子供に盗まれた
 ②猫か鳥にやられた
 ③土の中とか草むらの陰とかに隠れている
くらいが考えられます。
まず間違いなく①だと思っていたんですけど・・・、

なんと・・・、
2週間くらいしたら、居たんですよ4匹とも。
思いがけなく4匹を同時に確認できたその瞬間には訳が分からず、
「な? ん? で?」と思うしかありませんでした。

それでも色々考えた上での結論として・・・、
 「飼うのが難しいと思って犯人のガキンチョ自体が返しに来たんだろ」
という風に思っていました、しばらくの間は。

でも徐々に、
 「誰もうちの庭池になんか興味持っとらんわ」
 「ガキンチョにオイタされたっていうのは俺の被害妄想なだけかも知れん」
 「ということは、単に土遁の術だったということか?」
そういう風に推論が変遷していきました。






で、話は変わってイシガメを飼う場所ですが、
 ・メイン庭池をA県産イシガメ専用
 ・第2飼育場をB県産イシガメ専用
にすることにして、5月22日(日)の朝にイシガメのお引越し作業を始めたのですが・・・、
(ちなみに引越し前は「メイン庭池:メスだけ、第2飼育場:オスだけ」にしていました)

B県産の♀が一匹だけ見つかりません。
草の根分けるがごとく徹底的に探しますが見つかりません。

「また行方不明か、スッポンの場合は多分土遁の術だったんだろうと思うけれど、イシガメが土遁するかなあ?」
「多分またカラスに盗まれたんだろうな~。」
「まあしょうがない。あのB県産メスは小さくて繁殖能力はまだないからメイン庭池のA県産に混じって暮らしても問題ないし、まずカラスだと思うけれど、土遁の術というオチに望みをかけることにして、今日の引越し作業は計画通り実行しよう。」
そう考えて、イシガメの引越し作業は計画通りに実施しました。



この左上の個体が行方不明になった個体です。
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その後も半分諦めながらの行方不明イシガメの捜索は続け、5月22日(日)午前9:30頃・・・、




「ん・・・」
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「居った!」
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「ん・・・、いや、ちゃうか?」


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スッポンですね。
(私に見つかったので目を閉じています。弱っているかのように見える絵ですが、全然元気です。)

水底の砂や泥の中でのスッポンの土遁の術は広く知られる通りですが、陸上でもこんな見事に土遁の術を使うんですね。
「こりゃあ、見つかる訳ないよなあ~」
そう呟いてしまいました。

で肝心の行方不明イシガメの方については、諦めるしかなさそうです。




そして、翌日の5月23日(月)の夕刻、会社から帰ってくると、


「これは・・・、」
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土遁の術完了の痕でしょうね。
※砂は5月22日(日)に“イシガメの産卵床用に”と思って入れたものです。


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「しかしまあ、スッポンだろうなあ~」
と思い、特にぬか喜びもしませんでした。





で今日、5月24日(火)の朝、出勤前に庭池を観察していると、





「居った!」



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居ました。


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行方不明だったB県産の♀に間違いないです。


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それにつけてもめっちゃカッコいいね。
・末広がりな甲羅形状
・リヤのピラピラのギザギザぶり
・フロントの甲羅の先端が妙に反り上がっているところ



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土遁の術完了の痕跡と大きさを比べてみました。

まあ合致していると言えそうです。



スッポンもイシガメも“陸上での土遁の術”を使うんですね。

それとももしかして・・・、
“前投稿の陸寝(おかね)に相当する行動”なだけ
だったりするのかな。