いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

1年4ヶ月振りのヒスイ探し

約1年半もの間夢中で(orムキになって)取り組んでいたヒスイ探しを2016年3月半ばで一旦やめました。
ヒスイ探し一旦休止宣言時の投稿→

しかし、今年の姫川の梅雨時期の増水は相当なものだったらしく、10年に1回というくらいの久々の大増水だったそうです。(となると川ヒスイ採取の大チャンスです)

ヒスイブロガーさん達のブログはそれなりにチェックさせてもらっていますから、最も期待できそうなタイミングはおおまか把握できていて、そういうタイミングの土日に姫川に出掛けてもよかったんですけどね・・・、
ヤメておきました。

「やめたんだ。キリがない。」
「イシガメやマダコでいいよ。その方が健全な気がするし。」
そんな風に思って、まれに見るような美味しい状況の姫川に敢えて出掛けないでいました。

しかし・・・、
遊びネタの尽きた感の漂う2017年7月29日(土)、
ついつい姫川に出掛けてしまいました。1年4ヶ月振りです。





7月29日(土)朝の5時24分、
姫川の下流に到着しました。

狙いを定めていたポイントに向かって車を走らせていると・・・、
いきなり居たよ、 川ヒスイやってる人ならみんな知ってるあのお方の車。

「ま、いいや」
私はそのまま通り過ぎてポイントに到着し、探石を開始します。
開始時刻5時30分。

で・・・、
「全然見つからん」(笑)

下流中心にポツポツとポイントを移動しながら、休憩なしで探石を続けますが、ヒスイっぽい石の欠片すら見つかりません。
正午を過ぎてもヒスイのヒの字の気配すら感じられないような状況でした。

「ま、儂の探し方が悪いんかもしれんが、大増水の恩恵状態はもう終わったんやろうな~」
そんな風に思ってしまいました。
実際のところどうなのかは分かりませんが、地元民らしきヒスイ採取者が一人も居ませんでしたから、美味しい状態はもうとっくに終わっているのだと思わざるをえませんでした。
(遠征で来ているらしきヒスイハンターは3組ほど見掛けました)



そして、14時頃
「あ、コイツは・・・」
メロン半球分くらい砂の上に露出している微妙な感じの石をジッと見た後、そう呟いてしまいました。

さらに心の中でもうひと呟き
「ヨシオの・・・、低質・・・、   やの」

掘ってみたところ、意外なことにやたらと大きく、推定55kgくらいの大きさのヒスイでした。
「なんで、こんなデカいまま須沢まで来るの? 低質でヒビが少ないからか?」
当たっているかどうか分かりませんが、そんな“妙に理論的なこと”を考えてしまいました。

掘り出した後、川で洗って石をよく観察し、持ち帰らないと決め、車に戻ります。
(ちなみにデジカメは車の中に置きっ放しでした)

そして車に戻ってから・・・、
「記念撮影しておくか」
「“50キロくらいのヒスイ見つけたけど、低質だから置いてきた”なんてブログに書いてみても、画像が付いてなきゃ何の面白みもないしな~」
そう考えてデジカメを携行し、現場に戻ります。

「写真撮るためだけに“須沢中州渡り”一往復追加か~」
自分でもちょっと笑ってしまいましたが、写真を撮るためだけに須沢中州への川渡り一往復追加です。



現場に到着してポンポンポンと撮影しました。
イメージ 1

イメージ 2
掘り出した跡です。


イメージ 3
川原で洗った後です。
前述の通り推定重量55kg。
形は“面が顕著”でヒスイらしいものの、穴あき散見の低質さ加減がいただけませんでした。

ただし、石全体全般的に緑色がボツボツボツボツ乗っているんです。
この点は結構そそるものがあります。
この画像では、その緑色がまるで分かりませんけど。


画像加工ソフトの機能で彩度を“+1”にしてエンハンスして緑色を目立たせてみました。
実際に眼で見たらこんな感じだと思います。
イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6
ね、色乗りはマアマアでしょ。


イメージ 7

イメージ 8
お、狙った訳でもないのに、たまたま新幹線が写っています。
自分で言うことでもなさそうですが、雰囲気満タンのいい絵のような気が・・・。




さて、この日の探石ですが、
 開始は5時30分
 終了は15時20分
 途中の休憩は車による移動だけ→すなわちせいぜい30分程度

ということは、9時間20分もの長時間、川のへりや川の中を歩き続けた訳ですね。


やっぱり難易度高いですね、川ヒスイって。