いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

楽な渓流

なんだか、1人で野山を駆け回っているのが悪いことをしている気分な今日この頃なのですが、
イシガメポイントの新規開拓をやっています。実は先週から。

①あんまり無闇に自宅から遠くなくて、②車を降りてからの水際までのアクセスが容易で、③渓流と呼べるレベルの綺麗な川で、④しかも水深が浅くて歩き易く、⑤しかもクサガメ交雑が蔓延していなければ、ベストです。

というかまあ、実は既に見つけているんです、そういう川を。
でその川が①②③④⑤をすべて満たしていたので、後付けで上記のように記述してみたのかもしれません。


前投稿の通り地域祭りの安っぽい太鼓の音が不愉快で仕方がなかったので、2017年10月9日(祝)朝の3時20分に自宅から逃避するようにその川に向けて出発しました。
※庭で産まれた仔ガメの産地放流はやはり見送りとしました。





詳細は省きますが、鮎のたくさん居る渓流ではあるけれどモロに山奥な訳でもなく、周囲環境は大まかに言って“里山”です。

渓流で川底丸見えで、水深が浅くて、里山環境ライクで見通しが妙に良い、となれば、
イシガメが居るにしても、彼らが安心して暮らせる環境かというと、おそらくそうでもない筈です。

甲羅干ししている光景はほとんど見られないし、川底を歩いても丸見えなせいかそうそう日中には水中を歩かないみたいです。どうも皆基本的に夜行性イシガメになってしまっているかのようにも感じられました。
イシガメが居るには居るんですけどね、なかなか見つけられないんですよ。皆、超用心深いみたいで。





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なんだけど“彼らなりのお気に入りエリア”らしき場所を一箇所見つけ、そこでポポポンと3個体捕獲しました。
一匹だけキープして、あとはリリース。

この汚れ方って渓流個体の特徴じゃないかな。
たまには甲羅干しもするんだろうけれど、陸や石の上にあがることをなるべく避けて水中に留まってばかりいるので、こんな汚れ方をするのではないかと、推測ながら思ってしまいました。




そして・・・、




「居った!」
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この川においてはレアパターンの扱いとなる“甲羅干し中の個体発見”です。

尻尾からしてメスです。

あまり綺麗なようには見えないけれど、甲羅を歯ブラシで洗ったらどうなるかな?





歯ブラシで洗った後です。
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綺麗に見えるように工夫して撮影したんですけど、綺麗でしょ。

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甲羅後縁のギザギザ部の反り上がり具合がいい感じです。
先っぽの方は“水平”よりもさらに少し上方にそり上がっています。
この川の個体群の特徴のようなのですが、もしかすると渓流のイシガメはみんなこんな風なのかな?


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甲羅後縁裏側(赤矢印を付したあたり)の無駄な派手さはないです。
そして完全ノンスメルです、この個体。

“もしかするとクサガメとの交雑度合いゼロなのかも知れない”と思ってしまいました。






さて、その私なりの自称“渓流”ですが、
どんな川なのかというと・・・、


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こんな感じ。

この場所は“淀み”で、イシガメが留まりやすくイシガメが見つかりやすい“ポイント”です。




素敵なスポットでしょ。


いつか、お弁当をぶら下げて・・・、
再訪したいね。