いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

漁港での秋のマダコ釣り

に行ってきました。



餌はこれ、
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デカいよね、カニが(笑)。

デカ過ぎて却って不都合である予感プンプンです。

①「重過ぎて使いにくいぞ」
②「それに、そもそもカニ自体がデカ過ぎて針掛かり防止のための部品になってしまってるじゃんか」
 ↑
如何にもこういう風に思えます。

しかし“なるべくなら大きいタコを釣り上げたい”、
その欲張りさにより、手持ちのモクズガニの中から敢えて一番大きいヤツを選び、分かっていながらも①②のディメリットリスクを敢えて犯す。

愚か者です。





さて、出発は2017年10月28日(土)、朝の5:00、
夜明けが6:00頃だから、それを見越して朝の5:00に出発する訳ですが、どうなんでしょうねそれって。
自分の中での課題です。


で、6:00チョイ前に一番期待値の高い石川県の有名漁港に到着。
だけどモロに操業中で、良いポイントに近寄ることができませんでした。

土曜日だからね。当然の如くこうなるんです。
この点では漁業操業休業日である日曜日の方が圧倒的に有利なんだけど、釣りが終わった後に“その釣果の獲物を食べる”という遊びが行われることを考慮すると、釣りに行くのは土曜日の方が好都合なんです。
これも実は自分の中での課題です。

仕方がないので、国道160号の一番奥の漁港に行きました。
ここも同様に操業中なんだけど、ここは操業している場所を避けてもマアマアのポイントがあります。


でも・・・、
釣れませんでした(笑)。

秋はやっぱりポンポンとは釣れないのが当たり前なのかな。釣れそうな気がしませんでした。




で、別の漁港に移動、

そこでなんとか・・・、



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釣れました。
この画像だと小さく見えるけれど、大きさはマアマアで約350g。

予想通り仕掛けの出来が悪くフッキングせず一旦はバラし、
次回キャストで乗ってきたので、水面から抜き上げる前にタモ網で掬いました。
時刻は6時52分。



「ま、これでいいか。 帰路の漁港に何箇所か寄って帰ろう。」
そう思って、富山県内の漁港をハシゴします。

で、某漁港で同じくらいの大きさのタコが乗ってきたのですがフッキングせずバラし。
再キャストで乗ってくるも、やはりフッキングせず、またバラし。
車まで遠い場所だったので、タモ網を取りに行く気がしなくて横着したんだけど、その横着が“凶”と 出ました。
でもね「水深1m程度で、完全サイト」だったので、すごくワクワクしましたよ。
※釣る対象の魚が見えていることを“サイト”といいます。「“サイト釣り”なんぞ」と言って普通は馬鹿にされるのですが、タコのサイト釣りはこの上なく心が躍ります(と個人的に思います)。



車に戻る途中、

「あ! あれは?」

「眼だ? タコの眼だ?  間違いない!居った!」


漁港内に捨てられた廃タコ壷の入り口からタコの頭が出ているのを視覚で特定しました。

たまにあるんです。漁港を歩いて海底を眺めているだけで、タコをズドンと見つけられることが。


仕掛けのモクズガニを目の前に垂らすと、そのタコはアッサリと猛然と乗ってきました。
岸壁から約50cm、水深は1.5m程度。
※8時50分頃のことでした。

とりあえず、記念撮影。
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海水の透明度が良くないし水面の反射のせいで、この写真では、ほとんど視認できないですが、肉眼視では“すべてが丸見え”の状態でした。

拡大するとこんな感じ。
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タコがいるのが“かろうじて”でも分かりますでしょうか。


今度は車に戻ってタモ網を取ってきました。

そして、仕掛けを引き上げます。
タコ壷ごとタコが上がってきたので、タモ網で壷ごと回収しました。バッチリとゲットできました。

タコは壷の中に入ったままで出てこないので、壷をひっくり返して揺すります。
程なくして観念してタコが出てきました。


出てきてビックリ、 やたらとデカい。
「うっわ~、こりゃ~キロだな(1.0キロありそうだな)!」と思って歓喜した次の瞬間・・・、








“ボッシャン”





アラ△グマ:“えっ!”



タコが海側に向かって跳躍するかの如く猛ダッシュ・・・、50cmくらい向こうの水面にボッシャンと音を立てて飛び込んだんです。
その直後、タコ墨で見事に煙幕を張りながら海中に泳ぎ去って消えました。どちらの方向に泳いでいったのかすら分かりませんでした。
慌ててタモ網を突っ込んでみるも、なんの効果もなし。後の祭り、なす術なし。

歓喜がほんの1秒で“呆然”に変わり、脳内制御不能に陥る間抜けな欲張りアラ△グマ。


人間というのは、体力、知力、武器ともにウルトラ反則技使用で、人間以外の動物からすれば人間とは“悪い意味での神”そのものなのですが、時折こういう風に完膚なきまでに人間側が敗残を喰らうことがあります。

以前に川でスッポンに逃げられた時も“完全に負けた”と感じましたが、
今回も  “完全に負けた”“完膚なきまでに負けた”。 
タコ流忍術 そのワザの切れ 恐るべし。





さらにその後も“呆然”を引きずり、悔しくて帰ることができず、その漁港内の様々な場所に仕掛けを投げ込み続けます。
“タコ釣り”を継続していた訳ではなくて、実際のところは“悔しくて帰れない”だけ(笑)。





「あっ!」

意外や意外、逃したキロ個体よりは小さいですが、かなりの大きさのタコを仕留めることができました。
時間は10時30分くらい。
※重量665gでした。



その漁港を後にし、別のスポットの砂浜でバケツ内の水換えをした際の記念撮影です。
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いい絵だなあ。※665gの方の個体です。



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帰宅してからの記念撮影です。
左が350gの個体。右が665gの個体です。


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665gの個体。

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665gの個体です。今回は多少予備学習していたので、ジップロック袋にて冷凍にしてみました。



350gの方は、
いつものように米ぬかでヌメリ落としをしてから、

ガスのグリルで焼いて食べました。

結構“当たり”な、楽で美味しい調理法だったようで、あっさりガツガツと食い切ってしまいました。



でも・・・、

酒が飲みたくなるのがタコ料理の欠点だな(笑)。





今後の土日も、おそらく毎週こんな調子です。
ネタは色々と変わりますが。