先週、我家に迎えたイシガメ(の一部)の紹介です。
まずはこの個体。イシガメメス完全成体です。
この産地に一番多いタイプで、末広がりでペランペラン。
だけど“ほぼすべての個体がクサガメ混ざりイシガメ”のような状況だから、どんな個体を見つけたところで持って帰ることはまあないよなあ~、くらいに思っていたのですが・・・、
この産地に一番多いタイプで、末広がりでペランペラン。
だけど“ほぼすべての個体がクサガメ混ざりイシガメ”のような状況だから、どんな個体を見つけたところで持って帰ることはまあないよなあ~、くらいに思っていたのですが・・・、
日向ぼっこ中のこの個体を捕まえて、とりあえず足の付け根の匂いを嗅ぎました。
匂いはまったくしません。
水に一旦漬けて再度嗅ぎます。※水に漬けると匂い始めることが結構あるんです。
が、やはり匂いはまったくしません。汁も出ませんでした。
匂いはまったくしません。
水に一旦漬けて再度嗅ぎます。※水に漬けると匂い始めることが結構あるんです。
が、やはり匂いはまったくしません。汁も出ませんでした。
「ん~、いや・・・、まてよ・・・」
「ええんやない?これ。」
「ええんやない?これ。」
褐色のシミ模様が多く別に綺麗な個体ではない、かのようにも見えますが、
・シミ模様の一つ一つが大きい
・黄色が濃い
・黄色とシミのコントラストが高い
という特徴があります。ということは完全イシガメなのかも知れません。
※前投稿参照。
・シミ模様の一つ一つが大きい
・黄色が濃い
・黄色とシミのコントラストが高い
という特徴があります。ということは完全イシガメなのかも知れません。
※前投稿参照。
ひっくり返してみると・・・、
裏側の“無駄派手”もないですね。
裏側の“無駄派手”もないですね。
という訳で、我家に迎えることとしました。
見たことありますか? こんな妙なイシガメ。
矢印を付した2枚の甲羅部分が膨れていて“エラ張り感”を感じてしまう個体がほとんどなのが実状だったりするのですが、何故かこの個体はツルンとストレート。なんでだろう? もしかして本物だから?
やらせ写真ですけど、泳がせて撮影してみました。
素敵ですよね、イシガメって。
素敵ですよね、イシガメって。
「ん?」
「んだこりゃ? でかいなあ~、 縦に長すぎるし、 キュウか?」
「んだこりゃ? でかいなあ~、 縦に長すぎるし、 キュウか?」
草木の陰になって目立たない場所で、この個体がひっそりと日向ぼっこしていました。メスの成体です。
この個体も匂いも汁出しもありませんでした。
※背甲長19.7cmありました。
この個体も匂いも汁出しもありませんでした。
※背甲長19.7cmありました。
黄色が濃くて、甲羅に妙な透明感もないです。
もしかして、これも本物かな?
もしかして、これも本物かな?
明らかに背が高いです。
1枚目画像のペライ型とはタイプがまるで違っていますが、捕獲座標は100mも離れていません。
こういう“山生活型イシガメ”かと思いたくなるような“背高イシガメ”って、ここの川では1匹も見たことがないんですけどね。
なんでかなあ? 遺伝的に稀に出るのかなあ? それとも山で生活するとこういう体形になってしまうのだろうか?
なんでかなあ? 遺伝的に稀に出るのかなあ? それとも山で生活するとこういう体形になってしまうのだろうか?
裏側の無駄派手はないですね。
腹甲の後ろ先端が背甲の後ろ先端よりも長くせり出していて、そのことについても1枚目画像のペライ型とはまるで異なっています。
腹甲の後ろ先端が背甲の後ろ先端よりも長くせり出していて、そのことについても1枚目画像のペライ型とはまるで異なっています。
前端裏側に色乗りがありますが、前端は完全イシガメでもこのぐらい乗るのが普通だと思いますので、今のところは私の中では“クサガメ混ざり嫌疑”はなしです。
一つの産地内に明らかに違うタイプのイシガメが混在しているっていうのは、興味深いことですね。