いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

冬のハマグリ

先日の12月2日(日)に採ってきた柏崎ハマグリをいつものように料理しました。

こうなったのですけど、 矢印の部分をよくご覧ください。
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身がやたらと水膨れするんです、風船みたいに。画像上で分かり易いものだけに赤矢印を付けましたが、ほぼすべての貝がこんな状態になってしまいました。

で、中身は水なんです。※水といってもダシはたっぷり含まれていそうですけど。
箸の先を押し付けてこの水袋を破くと、水がプシューって溢れ出てきます。

なんでだろう?
季節外れで身が痩せていて中身が水だけだからこんな風になっちゃうってことかなあ~。

11月10,11日(土,日)、11月17日(土)の柏崎ハマグリにも実はこの傾向はあったんだけど、こんなに酷くなかったんだけどなあ。
この水膨れ傾向が徐々に強くなっていって、12月2日(日)分でやたらと顕著になったように思えます。


今日料理(蒸しただけですが)したハマグリです。
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明日、明後日と会社の食堂で食べるつもりですが、あんまり美味しくないかも。
でもね、“痩せてて不味っぽかろう”となんだろうと、会社の食堂で食べるとどういう訳かやたらと美味しく感じられたりするものなんですけどね。



さて、今日の本題です。

インターネットにて、こんな資料を見つけました。
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ま、あくまで資料であり、学術データ上の考察でしかありませんから、書かれていることがその通り事実かどうかは不明ということにはなるんですが、
「ハマグリは水温が16℃以下くらいになると、砂の奥深くに潜ってしまう」という認識が存在するようです。

『冬になって水温が16℃以下くらいになると休眠(≒冬眠)してしまう』と言い換えてもいいのかも知れません。


こちらは柏崎の海水温のデータです。
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海水の水温の推移ってね、季節の巡りよりも少し遅れるものなんです。
大まかに言えば
 「春になっても海水の温度は、いつまでも冷たいまま」
 「秋になって涼しいか寒いかくらいになっても、海水はまだかなり温かいまま」
みたいな感じなんです。

このデータだと、
 「真冬のどん底に対して、海水温のどん底は一ヶ月半くらい遅れる」
 「真夏の頂点に対して、海水温のマキシマムは一ヶ月くらい遅れる」
といったところですね。


12月2日(日)のカシワザッキングではハマグリが全然採れなかったわけですが、実はポイントによる状況の違いはそれなりにありました。

もうちょっと具体的に言うと、以下の状況でした。
 「海だとまずまず採れるけど、川の河口だとほとんど採れない」
 「川の河口でも海水があまり入り込んでいなくて水温がやたらと低く感じる場所では、ほんの一個も採れない。気味が悪いくらいにほんの一個もジョレンに入ってくれない。」

川の水って海水よりも明らかに温度が低いものなんです。
12月2日(日)に私が入ったポイントは、大まかにいうと2箇所なんですけど、細かく分けると4箇所になります。当然のことながら、私のこれまでのカシワザッキングにおいて“ハマグリがよく採れた”という実績のある場所ばかりです。

ということは・・・、
川の水の割合が多い場所から先に水温が活動臨界水温を割り込んでいくから、その“水温を割り込む順番”通りにハマグリの活動も冬眠インしてハマグリが砂の奥底に隠れてしまって、私のジョレンに掛かってくれなくなったということなのかも知れませんね。


この資料はオマケ的に載せます。「ハマグリは9月が一番痩せている」という趣旨のことが書いてあります。
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う~ん? 
産地によりけりの面は大いにあるだろうし、もしかして柏崎のハマグリに関して言えば今くらいが一番身が痩せているのではないだろうか。

ま、明日の昼休みに分かりますよ。会社の食堂で(笑)。




だけど・・・、

今後の展開は、実は既に用意してあるのだ。



これだ!
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こいつは、冬でも痩せていない(みたいです)。
同じ条件同士の味覚ポテンシャルでは、そもそもハマグリに負けてはいるけれど、今の時期でも太っているみたいだから、今の時期に食べるならコイツの方が良いのかも知れません。


これは、12月1日(土)の撮影です。 コタマガイポイントとして極上の場所を開拓すべく、12月1日(土)に下見に出掛けていたのでした。
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でも、風が相当に強かったので、断念。
「ま、来週でいいや」と思って砂浜をちょっとだけ散歩し、漂着したルアーを1個拾ってそれで満足して帰りました。



で、その“来週”に相当する12月8日(土)の天気予報が、これです。先ほど確認しました。
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問題外ですね(笑)。
何をしようかなあ、今度の土日は。

羽咋市の天気予報を選んで載せていますが、ポイントぼかしのためのブラフです。