いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

始まりはどこから?

春まで時間があるので、ツマラナイ話を書いてみようかと思います。


平成17年の夏頃に東京の事業所に転勤になりました。

それで、“仕事の内容も変わったし、そろそろ家でもパソコン持たないと不味いよなあ”
なんて思って生まれて初めてパソコンを買うことにしました。
どうせなら一番いいヤツと思って、NECの上位機種のデッカイやつを買ってしまいました。どう考えても素人丸出しの選択です。
「パソコンはNEC」なんて、「クルマはトヨタ」みたいで恥ずかしいですけど、無難だろうとは思ったので、敢えてそれにしちゃいました。

東京の事業所なんていっても家は首都圏のはじっこなんですけど、首都圏には違いないので今までと違って、普段の行動範囲の中で欲しいバイクを探すことができるようになりました。
それまでは金沢か名古屋に行かないとバイク探しはできない、といった感じでした。

そこで「いい単車選んで買おう」ということでPCを情報ソースにして車種選択です。パソコンが自宅にあるおかげで、今までは“会社でコッソリ少しだけ”しかできなかった“PCを駆使したバイクに関連する活動”が存分にできるようになり、それまで比べると状況が格段に良くなって、まあ機嫌良く活動を開始した訳です。

で、ネット上の情報に感化されて、とっても魅力的に感じられたのがNC30(VFR400R)でした。若い時は周りの友達の影響で「音がダサいから問題外」と信じ込んでいたんですが、そんなのどうでもよくなっていました。

中古車情報で見つけたNC30を何台か実際に見に行って、実走らしき低走行のNC30を見つけました。隣の県でしたけど、その車両を購入することに決めて契約です。既に秋になっていました。
で車検取ってもらって、ヘルメット持って店舗に行き、乗って帰り方式の納車です。
その「乗って帰り」時のインプレは、
 “まるでトルクないんですが”
で、呆然でした。街乗りで3速に入れられなかったです。
プラグが1本緩んでいる、とか、店舗の整備不良も色々あって、私がそれを自前で直したりしたんですが、根本的な解決には至らず、トルク不足の原因は不明のままです。
私はバイク屋は基本的に信用していないので、文句を言うのは程々にして諦めました。

さあ、このNC30をネット上での噂通りに力強く走るNC30に直してあげなければなりません。
さらにキャブの調整を何度もやったり、自力でなんとかしようとしましたが、素人が何をしてみたところで解決には至りません。

「ま、引いてしまったモンはしょうがない。大金掛けてでも直そう」
大英断ですがそう決めて、別のショップに車両を持ち込むことにしました。
もちろん、そのショップのオーナーにじっくりと時間を掛けて相談した上でです。

それで何が起こったか?
このブログで具体的に話すことはしません。話さない方がいいと思っています。
ちょっとだけいうと“私がとっても不満に感じる結果”になってしまいました。
色々な面で。


結果的に、私はその後“そのNC30をまともに力強く走るマシンに治す”という努力を延々と継続することになる訳です。
今回のパンダエンジン製作はその延長線上にある、というのか、マシンのフレームナンバーは変わったけど、まだ続いているんじゃないかと思います。