いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

白ウサギの“赤目の師匠”

8月22日(木)、今日の朝7:00頃、庭のスッポン卵孵化場を見てみると砂の表面の様子がちょっと変です。
先日の日曜日に砂の表面を均した以降、特に雨は降っていませんので、砂の表面が荒れる理由はありません。となると、卵の一部が孵化して仔スッポンが這い出して歩き廻った痕である可能性が大です。
でも、見たところ砂の上に仔スッポンは一匹もいません。網の蓋を被せてあって外に出られないので、諦めて一旦砂の中に潜ったのでしょう。もう既に完全に明るくなっていますし。
会社に行かなければならないので、その朝には何ら手出しできませんでした。



そして17:30くらいだったでしょうか。
イメージ 1
帰宅直後にとりあえず撮影しました。


イメージ 2
蓋を取るとこうなっていました。
縦横無尽に歩き回ったようで、足跡が足跡を消してしまって1本に細長く続いている足跡ではなくなってしまっていますが、仔スッポンが歩き回った痕であるとみて間違いないでしょう。

イメージ 3
蓋を取る前の撮影ですが、ちょっと気になりますね~。
もしかしてここから何匹か出たのかなあ。

このスキマって、木の板の内側と外側の水分差のせいで徐々に徐々に木が反ってしまい、意図せず空いてしまったものなんです。
砂が漏れるので、クギとか木の枝とかティッシュとかを適当に詰めておいたりしたんです。

イメージ 4
反対サイドから見るとこうです。
矢印のところが、ティッシュ等を詰めてごまかしていた隙間の箇所です。


3枚目の画像では詰めたティッシュの上面に砂が少しかかっているのが見えます。
1~2匹だけここから脱出したのかも知れません。

「おいおい、下手すりゃ干からびてしまうよ~」と思い、庭の隅々を探し回りますが、仔スッポンなんて影も形も見当たりません。

「脱出していたとしたって見つかる訳ないよな~」なんて思いながら探索を続けていると・・・、



『アラ△グマよ、マル流の術者、一人でも見つかったか?』
庭池のコンクリートの縁の上に白いウサギが立っています。マル流の術者とはスッポンのことです。
白いウサギと言えば赤い目、赤い目と言えば赤目。赤目と言えば忍者の師匠です。

「は、師匠、いつからそこに!」

『うぬ如きに気配を読まれるほど落ちぶれてはおらぬわ。
アラ△グマよ、慢心したな。孵化場の木枠、なんとも甘い設計だな。しかも空いた隙間の応急処置の拙さ。マル流を甘く見たな。』
『やつらは確かにその隙間から出ている。しかし、見つけられんものかのう。』

「何言ってんだ師匠、そんなかんたんに見つけられる訳ないじゃないか。大体見つけるも何も、どうせもうこの家の敷地の中にはいないよ。もう既にもっと遠くに行ってしまったんだ。」

『やはりうぬはその程度か。マル流を甘く見ているようだな。奴らは体術だけではない。風水にも長けている。』

「フ・ウ・ス・イ? 何のことだい?」

『知らぬのなら後でウィキでカンニングでもするんだな。地形読破の術だとかなんとか書いてある筈だ。まだまだだな、うぬは。』

「チケイドクハ? ますます分からないよ。」
「あれ!師匠、どこに行ったんだ?」

気がつくと既に赤目の師匠は消えてしまっていました。

「チェッ!いつもながらイジワルな師匠だなあ。」


白ウサギの赤目の師匠は何を言おうとしていたんでしょうか?