いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

最近のマイブームは・・・

このブログの初回投稿で使用した画像です。
撮影は2009年10月。
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 このブログの初回投稿→

この初回投稿ではこの自然薯について詳しいことを書いてはいませんが、千葉県の自然薯です。
かなり昔のことなので時期的な面の詳細については忘れてしまっていますが、平成10年頃に自然薯掘りという趣味にのめり込んでいた時期がありました。

その千葉県の自然薯庄で“天然自然薯を本格的に本気で丁寧に掘ってみる”という遊びに初めてチャレンジした時、 芋の全長1m30cmの見事な自然薯を無事に無傷で掘り出したことを憶えています。
専用の掘り道具も持っていないのに何とかして無傷で掘り出そうと思って無理をして人間ごと地中に降りていけるだけの大きい穴を掘りました。しかもその日は雨が降っていたんです。
そのせいで風邪を罹きましたから(笑)、今となってはいい思い出です。
 さらにしかも、知識のない私は“工夫して保管しないと自然薯が結構直ぐに腐る”ということを知らず、「さあて、いよいよ食うぞ」と思い立った後日の時点でその自然薯は既に腐りかけていて“不味くて食えない”というくらいの状態になっていました(断面に赤い斑点が出ていました)。いやホント、今となってはいい思い出です(笑)。

その趣味をしばらく続けていたらとんでもない大物に出会い、専用の自然薯掘り道具を駆使して頑張って掘りましたが、結局途中で断念しました。
自然薯掘り棒の柄の先端を持ち地面に腹ばいになって伸ばせるだけ最大に手を穴の中に深く刺し入れて限界まで穴を掘りました・・・、 でもまだ芋の先端が出てこない。
穴を掘れた部分だけはかろうじて芋を回収しましたが、その自然薯の全長はおそらく2.0mを超えていただろうと思います。
「この芋2m超えてるわ。こんな凄えのがあるんだなあ~。」
そういう風に思った記憶がありますから。

で、上の画像の自然薯というのは、その千葉県の自然薯の庄の産の自然薯そのもので、まあ要はその頃の自然薯遊びの記念品であり思い出の品なんです。






さてこちらは・・・、

2016年10月26日の朝、我が家の庭のイシガメ飼育場での撮影です。
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そう、まったく同じ。最初の2枚の画像の自然薯と遺伝子組成にこれっぽっちの違いもない完全同一のまったくおなじ自然薯です。
 大事な記念品なので、幾度転勤で引越しを喰らっても手元に置いておきたくて連れまわし続けたという訳です。

ところで自然薯ってオスとメスがあるんですよ。
で、コイツはメスのかずらでね。毎年雌花がついてくれるんだけど、近所にオスのかずらがないからほとんど結実しません。

自然薯の場合ムカゴで幾らでもクローン個体を発生させられるから雌花を結実させて実を採ることに大した意味はなく、
そもそも私の中では超一級品系統のこの千葉の自然薯に他所の県の自然薯の雄花を掛けてみたって、得られる実の素性については、私の中の勝手な価値観では“まあ別に元の千葉県産と同等レベル以上の有難みはありはしない”ということになってしまいます。


なんだけれど、この記念品である千葉県の自然薯は基本的には“食うため”ではなくて“観賞用”なので・・・、
「実が生った方が見栄えがいいよなあ~」という発想に基づき、
10月29日の土曜日に富山県内の某箇所に、オスかずらの種芋を得るという趣旨での自然薯掘りに行ってきました。


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これが、その収穫です(ちなみに雌雄はイマイチはっきりしません)。
ツル(かずら)はとっても大きくて立派だったんだけど、
やたらと芋の大きさがショボいような気が・・・、 大きいヤツでもせいぜい70cmくらいなんだけど、う~ん。
どうしてだろう? う~~~~ん?
まあいいか。


「どんな自然薯かずらになるのか分かったもんじゃないしなあ~」
「まあいい、全部種芋にしなきゃいけないわけじゃないし。とりあえず食ってしまおう」
という訳で①③④の芋と②の芋の両矢印間以外部分を鍋にして食べました。
(残りの芋は種芋にしましたけど)

しかして、その味は・・・、
なんか知らんけどあんまり美味しくないような気が・・・、

“まだツルが青くて枯れていないから旬でない”、 とか
“それとも料理に大失敗しただけ”、 か? 
う~~~ん。

私の中ではメチャメチャ美味しいものなんですけどね、自然薯鍋って。



私は自然薯料理はトロロよりも鍋の方が圧倒的に好きなのですが、鍋の味がイマイチだったので仕方がないので、②の芋の両矢印間の部分を皮を剥いたうえでおろし金でトロロ芋にしてみました。
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これを箸で持ち上げると・・・、
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粘り気がとっても強いので、すべて箸について来てしまってすべてが持ち上がります。※ネット上の色々なところで紹介されている通りです。


そして、その味は・・・、

「お~、結構美味いね!」
ツルが枯れていないせいによる微妙な青臭さがちょっとだけあるような、単に気のせいで別に変でもないような・・・、
よくは分かりませんが、結構美味しかったです。

今度の11月3日(祝日)は、ツルの根元に目印を付けて(割り箸を刺しておく等)旬の冬に美味しい自然薯を掘るための準備をしようかな~、なんて思ってはいますが、
なんだか結局は掘って持って帰ってきて食べてしまいそうなそんな予感です。


ちょっと言い訳すると・・・、
千葉県と違って富山県の自然薯って大きい立派なヤツはイノシシが食っちゃうみたいなんですよ、かなりの確率で。※イノシシの土掘り技量だから上の方の半分くらいしか食べられないみたいですけど。

だから“目印を地面に刺しておいてニタニタしながら冬になるまで待つ”なんて、あんまりノンビリしたことをやると却って損かも知れないんですよね~。


まあ、なんでもいいです。せっかく10年以上振りで再開した自然薯掘り・・・、
自分の中で納得が行くまで、もうちょっと続けてみようと思っています。