いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

兄さKISS

2022年12月25日(日)朝5時50分の雨雲の状況です。

これなら釣りはできそうですね。家の前の雪掻きをしてから8時出発で釣りに出掛けました。

国道160号を上がっていきましたが、灘浦は海が荒れ模様でしたので七尾の海鮮市場のところへ行くことにしました。

ルアーでクロダイがHIT! このジグヘッドとワームめちゃくちゃ釣れます! - YouTube

↑このポイントに入っていくと残念ながら先客が居ました。

っていうか、居たのはゲキシブさん本人だったようです。声を掛けてみようかな~と思いましたけれど遠慮してヤメておきました。周辺で少しだけルアーを投げて直ぐに場所移動しました。

 

次は“つむぎ”です。 ※↓“つむぎ”の駐車場です。

ここでもアタリはなく、次のポイントに移動します。

まあそうかんたんに釣れる訳もないので「予想通り」みたいなものです。家を出発した時点での構想通りに穴釣りに切り替えることにしました。この日は灘浦で穴釣りをするつもりで、それ用の短い専用竿を2本組んで車に積み込んでから出発したのですよ。ですが前述の通り灘浦は海が荒れていてNGでしたから、穴釣りをしたいなら穴水でやるしかないです。穴水でやるとタケノコメバルしか釣れませんから灘浦海岸でやろうと思っていたんですけどね。

で穴水方面に向かいますが、途中でなんとなく別のポイントに寄り道してみました。

ほとんど期待はしていなかったんですが、意外にも魚がヒットしました。

 

時刻は12時7分、ルアーはいつものフラッググラブ油断カタクチです。

「お~、青物だ!、フクラギだな。」と思って歓喜しましたが、上げてみたらサバでした。全長39.0cm、重量500gもあり、陸っぱりで釣れるサバとしてはあり得なくデカいです。こんなサバがすぐ目の前の沿岸まで廻ってくることがあるんですね。

この日の釣行の目的って「年末年始の大阪の実家帰省時のお土産の魚をゲットすること」のつもりでしたので日持ちしないサバはNGなんですが、自分で食べてみることとし、すぐにエラを切ってストリンガーで海中に吊るしました。

こんなヤツが釣れたのですから、まだ他にサバやフクラギなんかが周辺に居る可能性もあります。期待しながら続けていると来ました。ドラグ出っ放しでまるで巻き取れずドラグを少し絞め込みました。何とか上がって来たのはスズキのデッカい奴でした。

ブットく肥えた爆裂のスズキ。全長71.0cm、重量2745gです。時刻は12時24分です。実家帰省時の土産物として最高の魚が獲れ歓喜しちゃいました。こんなスズキが釣れるなんて完全に想定外でした。

しかし・・・、

実はランディング完了直後にタモの柄を折っちゃったんですよね~。興奮して焦りまくりでしたから、判断力最悪の状態だったのだろうと自分でも思います。

魚が網に入ったことが確定し、水面から抜き上げる時に「ロッドを紐に見立てて引っ張り上げる」のではなく「棒のつもりで水平方向に持ち上げ」てしまいましたから2キロ超えのスズキでは折れて当たり前です。何がなんでもこの魚を確保したくて禁じ手の自覚はありながら、ついついやっちゃったんでしょうな~。ほんと下手ッピーですわ、私って。

続いて12時35分頃、また魚がヒットし寄ってきたのは同じぐらいの爆裂デカスズキでした。

が画像中に示したストラクチャーに潜られて、その時点で動きが止まったと思ったら直後テンションがスッと抜けてあっさりフックアウトしちゃいました。ラインブレイクはせずルアーは帰ってきたので、スズキも無事に帰っていったということになります。

まあいいです。あんなデカいのが釣れたところで2匹目以降はリリースするしかありませんから。

 

続いて12時45分、今度はマゴチです。

全長37~38cmくらいかな。十分刺身は取れますが、既にサバとスズキをキープしているので、リリースしました。

この後キャスト時にワーム部分をロストし、ワームをフラッグシャッドの油断カタクチに替えてキャストを継続していると、また来ました。

時刻は13時00分、上がって来たのは実測全長54.5cmのスズキでした。「あ~、今度は可愛いサイズやな。リリース、リリース。」とリリースする気全開で取り込んでみると・・・、

フックがエラに決まってしまっていてかなりの流血です。これではリリースしても多分死んでしまいますのでコイツも持ち帰ることにしました。私1人で食べるのなら明らかに持て余しますが、実家へのお土産に加えるのならなんとかなるでしょう。

こんな風に現地でしっかり血抜きして・・・、

辺りにある雪を保冷剤にして持ち帰りました。

 

帰宅してすぐに捌いたサバの胃袋です。

カタクチイワシでパンパンでした。胃袋を摘出する時に脱落しちゃいましたけど、まださらに+3匹くらいのカタクチイワシが入っていたんですよ。この季節は釣行時にベイトのカタクチイワシの群れを実際に自分の眼で視認できるなんてことはまず無く、したがって「この時期の北陸の沿岸にはカタクチイワシなんて居ない」と私的に信じ込んで居ましたからビックリしちゃいました。

スズキ2匹も続けてすぐに捌きました。

どちらも胃袋の中に「消化されて溶けて半分くらいになったカタクチイワシ」が3~4匹くらい入っていました。

カタクチイワシがその場所に入って来ていてこれだけの大漁だったということは、そのカタクチイワシの群れさえ残っていれば、次回以降も同じ場所で大きな魚がバコバコ釣れてくれる可能性があります。だから今はもうホクホクで今後の釣行がメチャメチャ楽しみです。

 

捌いたサバです。

内臓にはアニサキスが何匹か居りました。なので腹骨をすき取ってから念のため腹身は下の方2/3くらいをおもい切って捨てました。食卓に供す方は、身をじっくり観察してアニサキスの有無を確認してから刺身にしました。

でき上がったサバの刺身です。

サバの刺身って「朝採れで売っているヤツを夕方に買ってきて、自宅で自分で刺身にする」っていうことをしても、身にイヤーな香り成分が生成しているような感じになり、美味しくないどころか「とっても不味い」です。

だけど今回のサバの刺身はすぐに血抜きして雪絞めしたせいか「ハンパじゃなく美味しかった」です。胃袋がベイト満タンだっただけあって身全体に脂が乗っていて、マグロかサワラのトロみたいな感じで、オドロキのメチャメチャ美味しい刺身でした。

 

が・・・、当日の23時頃からだったかな。腹部に妙な違和感が・・・。大した痛みではなかったですが胃がシクシク痛み出しました。

「やばい、こりゃ、“兄さキッス”だわ」「儂の胃の壁に“兄さ”がおイタしとる」

まあ「アニサキス食中毒は一大事。メチャメチャ痛くて顔面蒼白になる」みたいな感じでよく言われますけど、コロナと一緒でマスコミの・・みたいなものかも知れませんね。

内視鏡医師の知識シリーズ - 福岡の苦しくない内視鏡専門医療機関|福岡天神内視鏡クリニック消化器福岡博多院

今回の私の場合は、それほど大した苦しみではありませんでしたけれど、シクシクを超えてキリキリくらい痛む場面もトータルで4~5回くらいはあったかな。

胃の調子が悪いと頭がちゃんと働かないのが普通ですから、翌日の月曜日の午前中は仕事にも結構差し障りがありました。胃が痛いから午前中だけで7~8回とか熱いお茶を飲みましたしね。なんかちょっと楽になる気がしましたよ、お茶を飲むと。“熱さ”が“兄さ”にダメージを与えてくれるのだろうと勝手に推測していました。

翌日月曜日の夜20時頃の時点でほぼほぼ回復した、と自分としては認識していますので「1日で大体終わってくれた」と考察します。

 

やっぱり「サバだけは用心しなきゃ駄目」っていうことのようですね。