いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

旬のケマンガイイング

前投稿でお話しした通り、しばらく釣りはお休みにしてイシガメ活動に没頭してみようかな~と思っています。

 

でも変に没頭しすぎると、旬の時期のケマンガイ潮干狩りの機会を喪失してしまうかも知れません。

 

なので4月16日(土)の朝イチにササッと旬のケマンガイ潮干狩りを済ませておくことにしました。

という訳で能登内浦側のケマンガイイングポイントに4月16日(土)朝6時半頃に到着しました。

「あら、車が停まってる。」

珍しく駐車場に先客が居ました。が、私は釣りじゃなくて潮干狩りなので、まあいいんじゃないかなと思って入って行きました。

「あ、この車、地元のチューバーさんや」と分かりましたけれど、変に馴れ馴れしく話しかけたりするようなことはせず、知らないフリをしてポソッっと挨拶一言だけにしておきました。

 

で、約1時間でこの成果。

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ケマンガイです。数えていませんけど、100個くらいですかね。

 

そして、スカッとトンボ帰り。9時過ぎには自宅に到着しました。

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で、そのままイシガメ探索に出かけたのですが、天気が悪くて中止にせざるを得ず、すぐに帰ってきちゃいました。

 

そして、今日2022年4月17日(日)は気温はあまり高くないけれど、朝から夕方までずっと晴天の天気予報でしたので、朝からイシガメ探索に出かけました。

 

「居った!」

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ヤラセなしの実況撮影です。この状態でズドンと鎮座していました。

メスイシガメ、小さめですが成体です。

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ペランペランでしょ。北陸のイシガメにはこのタイプが多いんですよね。ここは富山県ですが(ゴメンなさい、言っちゃった)、石川県の個体群の方がペラペラ型の割合がずっと多いような気がしています。

 

だけどこの個体、クサガメ混じり確定でした。汁吹きありです。

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続いて5分後にコイツ。

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これもヤラセなしの実況撮影です。イシガメ、オス。さっきのメスへの随伴個体ってことなのだと思います。

 

この個体も汁吹きありでした。

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頑張って北陸でイシガメ探しをしてみても、こんな個体ばっかりなんですよ。

だけどまあ、パッと見的にはイシガメ以外の何者でもありませんから、混ざりイシガメだって分かる人なんてそうそう居るわけないから・・・、

まあいいか、そういう下世話なお話は。

 

 

これは先週の4月10日(日)の撮影ですが、ご参考までに。イシガメ、メス成体です。

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これもペラペラリンでしょ。これも富山県のイシガメです。

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この個体も汁吹きありで、クサガメ混じり確定でした。

ちなみにクサガメ交じりだからペラいという訳ではないと思います。イシガメ純度の高そうな個体でも、ペラペラリンのヤツは居ます。

 

どっちの県にもペラペラリン個体がよく居るので、遺伝的な差異はあんまりないのかな~と思ったりしますが、富山県の個体には虎模様の出ているヤツはほぼまったく居ません。石川県の個体には虎模様や放射模様の出ているヤツが結構普通にポンポンいます。この点ははっきりとした特徴差だと思えます。

 

ウェダーを履いて川の廻りをウロウロしていると、農家の方からよく声を掛けられます。「なん捕まえとんが?(なにを捕まえているの?)」「何か調査でもしとんが?(何か調査でもしているの?)」みたいな感じで。見るからに怪しげだから、これは仕方のないことです。

以前はすっとぼけてカエルだとかイモリだとか嘘を答えることもあったのですけど、最近は「カメを探している」ってちゃんと事実通りに答えるようにしています。そうすると、興味を持たれて色々と訊かれちゃうんですけどね。最近はもう割り切って、訊かれたら知っていることは全部教えちゃいます。そうするとね、結構貴重な情報を貰えたりするって分かったので。

「50年くらい前は、ここいらにはカメが一杯居た」「河川改修で石垣やコンクリートを作ったらカメが居なくなった」とかっていうような情報を貰えるんです。彼らはただ単に“カメ”と言いますが、イシガメのことです。

その程度の情報でも私にとってはメッチャ貴重な情報です。信頼度抜群の一次情報ですもんね。