いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

自由研究(スッポン卵の発生の観察)-その9

2週間振りとなってしまいましたが、夏休みの自由研究の続きを報告いたします。


イメージ 1
とりあえず、バケツの中での様子はこんな感じです。
上の砂を掻き分けて卵の上面を出してから撮影しました。


イメージ 2
光源透過でないパッと見は、こんな風になっていました。
極(殻が白く見える部分)以外の部分は“=卵黄”かと思っていたのですが、もう卵黄が胚にかなり吸収されて小さくなり、極以外部分の半分か1/3くらいになっているようです。
極以外部分の中であって卵黄でない部分は羊水状態になっているように見えました。

 それが分かるようにと思って、3つの卵とも“真の卵黄部分を左に”、“羊水状態らしき部分を右に”して撮影したんですが、真ん中の卵だけはそれっぽく撮れているようです。
 左右の卵はセットした角度がちょっとずれてしまったようで分かりにくいですね。

極部分は不透明度が高すぎて光源透過しても中の状況がほとんど分からないんですが、上述した羊水状態部分だと光源透過によってある程度は観察できました。

仔スッポンの本体は極部分にいるようなんですが、足をバタバタと動かしているのが、極以外部分の中の羊水状部分で結構はっきりと観察できました。



イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5
その状態を表現しようと思って、連続で複数枚撮影してみました。
3枚目画像の赤矢印で示した部位のあたりに仔スッポンの足があって、泳ぐ動作のようにバタバタと動かしていました。

普段から常に動いている訳ではなくて、私が砂の中から卵を掘り出して移動させたりしたから嫌がってモゾモゾ動いたのだと思います。

もう少し日数が経過すると多分、極以外部分の羊水状部分も不透明化してきます。

これまでに色々なステージの卵を見て得た認識から、想像で判断すると、この自由研究題材の5個卵は今後
「殻の内側に何かがあるのがパッと見で分かるのが“真の卵黄部分が殻に接触している部位”だけになって、それさえもほとんど見えなくなってから、さらにしばらく日数が経過したあたりで殻を割って孵化にいたる」
というような格好になると予想されます。

既に産卵後41日経過していますが、孵化まであと2週間くらいは要しそうに思えます。
つまり、日程的に間に合いません。

この5個卵だけは自分の車に乗せて、新任地に持って行こうかと思い始めています。


庭の孵化場は9月22日の午後には木枠を解体せざるを得ないので、その時点でまだ孵化していない卵は川のほとりの砂浜に埋めましょう。
川の水面に対してどのくらいの高さのところに埋めるべきか、悩んでしまいますね。