いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

2023年10月9日(祝) 釣行記

2023年10月9日(月,祝)の釣行記です。

 

朝5時20分、灘浦海岸のここに到着しました。ハッキリ言って、釣り場の岩場まで降りていくのがちょっと危険な感じの場所です。暗いうちなら尚更です。

でもまあ“危険”との自覚をしっかり持って、用心しながら注意深く行動すればなんでもないレベルとも思います。野良遊びのこういう場面に慣れている人なら屁でもないけど慣れていない人には危険、ってな感じですかね。

 

実はここってgoogleの航空地図や海図等で私が個人的に選出しておいた場所で、前日の釣行の帰路で下見に寄ったのが最初の訪問です。その時は風も波も結構強くて下見だけにしてそのまますぐに帰宅し、翌日の10月9日(月,祝)の朝一に初回釣行として訪れてみたのでした。

 

灘浦って基本的に海岸近辺は浅いんです。だからその浅い部分に定置網を仕掛けると効率的にブリやハマチが獲れるのだそうです。それが“日本一と言われる氷見のブリ”の発祥なのだそうですよ。※ちなみに、灘浦海岸の石川県区域で獲れたブリも氷見港に水揚げされて氷見産ブリとして売られるのだそうです。氷見ブリって半分以上が石川県産だったりするかもしれませんね。

地図で見るとこんな感じです。富山県中部、東部と違って灘浦の海岸付近は深くないです。っていうか、灘浦だけは何キロか沖合までいかないと海が本格的に深くならないんですね。だからブリの定置網を設置するのに向いているわけですが、灘浦の海岸には県中部、東部と違ってホタルイカがまったく来ません。それってやっぱり同じように「深いところまで何キロもあるから」なんじゃないかなあ~。大きい河川の流入が無いせいですかねえ。

 

でも、よくよく調べると・・・、

灘浦地域でも海岸から結構近い距離から海が本格的に深くなっている場所もあるにはありますね。今回のポイントはこんな考え方と方法で選び出しました。

この方法は七尾北湾でのポイント選出でも使えます。実際に効果はある(深い場所が近い海岸では大物が釣れる頻度が高いと感じる)と思っています。

 

そして、この日の釣りの結果の方は・・・、

そうそう期待もしていなかったんですけど、良い方に予想が外れてフクラギサイズくらいのブリが4匹も釣れました(暗いうちに3匹、明るくなってから1匹)。1匹はオートリリース、4匹目は「2匹で十分だな」と思ってリリースしました。

キープした2匹のサイズは全長35~40弱cmくらいかな?測っていないので正確なところは分かりません。

とりあえずはストリンガーに繋いでタイドプールに泳がせておきましたが「弱る前に」と思って元気なうちにハサミでエラを切っておきました。絞めはやらなかったんですけど、血が抜けたらすぐに死んでしまったようです。

私は(まともな)青物が釣れたのって実はこれが初めてなんです。これまでに釣ったことがある青物系の魚というと「アジ、イワシ、サゴシ、シイラ(の小さいヤツ)、サバ」だけでした。だから自分で釣ったブリ系の魚の味って経験がまったくなくて分からず、特に期待もせずに車載冷蔵庫に入れて冷やしながら自宅まで持ち帰りました。このポイントでの釣りを終了したのは6時40分頃ですが、途中で何か所も釣りポイントをハシゴしたので、自宅に帰宅したのは、どうだろ、9時30分くらいだったかな。

 

そして、こんな風にすぐに捌いて刺身を作りました。完了時刻としては9時50分くらいです。

下手をすると「コズクラ」って言われちゃいそうな小さいサイズのフクラギですが、刺身の出来としては結構いい感じです。身の切り口がピーンと尖っていて身がしっかりしている感じがします。

どうせ大した味の刺身じゃないだろうけど、ワサビは奮発してコイツを使いましょうか。

刺身を冷蔵庫で1時間だけ冷やして、試食開始です。

とりあえず一切れ食べてみると・・・、

「えっ!」

「えっっ!」

「えええ~~!」

「こんな旨いものなのかよ。釣ってきたハマチって!」

とんでもなく美味しくて、逆にショックを受けてガックリきてしまうくらいでした。「たかだかのフクラギ如きなのにヒラメやマゴチを超えてんじゃね~のこれ?」とか思っちゃうくらいだったです。

少なくとも私がこれまでに店で買って食べたブリ、ハマチ、フクラギ、コズクラの刺身との比較では、No.1の味と思えました。

売っているフクラギの刺身とどう違うんですかね、不思議です。

この日に私がやったのは、

・朝5時台にルアーで釣って

・タイドプールで泳がせながらエラ切りで血抜きして

・車載冷蔵庫で冷やしながら持ち帰って

・9時30分頃から他の魚の刺身作りの経験値でデタラメに刺身を作って

・冷蔵庫で1時間だけ冷やして

・どうせそう美味くもないだろうと思いながら食べ始めた

↑これだけなんですけどね。

 

なんだか、SNSの釣果報告を見ていると、今年の秋(つまり今)は七尾北湾でもカンパチの幼魚やフクラギが結構頻繁に釣れているそうですから、今度の土日の釣行はそれ狙いにしようかな。

釣れなかったら、田鶴浜のダイハチで100g28円のフクラギ(コズクラ)を買ってくることにしましょうか。同じような味の刺身にはならないかもしれませんけど、一度試して調べておく必要はありますね。