いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

1989年式の GSX-R400R SPⅡ (GK73A)

イメージ 1
ワザとらしく書庫だけ先に作ったGSX-R(ジスペケアール)ですが、こんな車両です。

 2月の頭に“西日本でも記録的冷え込みで、水道管破裂があちらこちらで頻発”ってことがありましたが、そのクソ寒い頃にヤフーのオークションでついつい落としてしまいました。
 以前の投稿で“他の車種にはほとんど興味がない”っていう感じのことを書きましたが、それなりにウソだったっていうことでしょうね。まあ、カテゴリーとしては同領域なんでしょうけど。

 落札する気のほとんどない低価格のイタズラ的な入札は性癖的に時々するんですが、 
1月や2月で寒波が来ていてやたらと冷え込んでいる時って妙に安く単車を落札できることがあるので、“落札しちまおうか”って気になって落としてしまったんです。

 NSR250Rと一緒で、私の中では4スト400の単車にもウサン臭い88伝説があって、88のGSX-Rはものすごく速いらしいっていう個人都市伝説に昇格しているんです。※そういう話を聞いたことが何度かあるので。
 それと昔からスズキが結構好きなんですよね。普通は鈴菌とかいう表現を使うらしいですが、私は頭突きって呼ぶようにしています。

 買ったのは89年式のSPⅡなんですが、89年式のイグナイターなら配線加工でリミッターカットするだけでNC30、MC18MC21みたいにノーマルのイグナイターからフルパワーの点火時期が浮かび上がってくるんだよね、って勝手に想像していたので、私の中では89年でも88年でも大差なしです。
それに89のSP、SPⅡには88と同じ香ばし~い、やばいハイカムが入っているそうです。

イメージ 2
タンクを外したらこんな感じ。

イメージ 3
華奢なアルミフレームですね。でもそれが却っていいんじゃないかな~と思えなくもないです。
画像左下に写っていますが、幸運にもM-MAXのリ解で既にリミッターカットされていました。


見ようによっては無骨でカッコいいけど、垢抜けしない前近代的な野暮なスタイル。そして色は黒。
イメージ 4
前から見るとボッテリ太っていて、

イメージ 5
後ろはキュッと細くなっています。

という訳で、命名ナマズ号に決定。


 すごく程度がいいように思えたので“思い切って落札しちまおうか”って気になった訳ですが、その“すごく程度がいい”っていう予想は大雑把には当たっていました。
 前後サスの状態がかなりよくて、しっとりと安定してまっすぐ走り、Hレンジの普通のタイヤを履かせているせいか接地感もバッチリですごく走りやすいです。

 キャブのオーバーホール済みと謳われていたんですが、その内容が中途半端だったようで、キャブの中身やキャブ関連部品をほぼすべて新品に交換してオーバーホールし直しました。私が整備したのはそこだけだったんですけど、部品代で5万円も掛かってしまったのは誤算でした。



で・・・、
売ります(笑)。
 今度の日曜日あたりにオクに出そう。車検は6月24日までなので、残っている間に売った方がいいでしょう、多分。 ま、損を覚悟です。愚か者です。
 
 高回転のパワーはかなりあるようで、ザリガニ号と同等かそれ以上かなっていう感じなのですが、下のトルクがかなりショボくてヘアピン峠で遊ぶのにはまったく向いていませんでした。というか無理です、この単車でヘアピン峠は。
不人気車なだけのことはあるな~と思ってしまいました。
 ちょっとハンドル高めで、クラッチの重さもNC30、35よりは大分マシなので、国道をツーリングするだけならNC30、35より良さそうなんですけどね。直進安定性もものすごくあるし。

 青鬼号を覚醒させるためにお金とエネルギーを集中させようと、今は考えています。

なら衝動買いなんかするなよ~って、はい正解、その通り。

でも、私の中のインチキな88伝説を確認したかったのですよ。買ったのは89ですけど。