いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

NC30系キャブのリターンスプリング

今日は多少脱線です。

imoの投入で相当にパワフルになったザリガニ号ですが、やっぱり何となく納得がいきません。
バキュームピストン浮きすぎって邪道系の感じがしますし、気化不足のせいで燃焼室にカーボンが溜まりそうな予感がして心配です。

10日の土曜日に、前の投稿とは別の組み合わせを試したりしたんですが・・・、
そのインプレ報告は控えることにします。

ああしたらこうなったとか、こうしたらああなったとか、延々とインプレ報告を繰り返していても、話の流れがどうなっているのか訳が分からなくなって来そうです。
ですので、ほぼ完成の状態に達するまで試乗インプレの中間報告は停止しておいた方がいいんじゃないかと思いましたので。


で、多少の脱線ネタを紹介してみます。

イメージ 1
NC30のリターンスプリングの反発張力を評価している様子です。

分かりにくい画像ですが、ホームセンターで買ってきた外径21mmのアクリルパイプにNC30のリターンスプリングを通して、そのスプリングの頭部に一定の荷重を掛けているんです。

一定の荷重は“ロングドライバー+ダイソーのピックアップツール”です。
磁石なので勝手に連結してくれるので便利と思ってこうしました。
下側の台座は、見ての通りのペットボトルの口部です。

この状態のスプリング長を計測して評価します。
NC30キャブの場合はキャブの内部でのリターンスプリングの長さが以下の通りでしたので、
 バキュームピストンゼロリフト時:56.5mm
 バキュームピストンフルリフト時:31.5mm
ゼロリフト時、すなわち浮き始めの状態くらいに相当する50~60mm長くらいになってくれればなんでもいいや、と思って適当に“一定の荷重”を設定しました。


イメージ 2
拡大すると、こんな様子です。

イメージ 3
こちらは測定結果の一覧です。単位はミリです。

NC30用のリターンスプリングもNC24用のリターンスプリングも、見た目はほぼまったく同一で、基本的に同じ仕様のようですが、ほんのわずかに違いがあるようにも思えました。

NC24用は使用したアクリルパイプに対して抵抗なく楽に通りましたが、NC30用はアクリルパイプに対して部分的に軽い接触摩擦抵抗がある場合もありました。
ですので、同じ工業製品だけどロットの差程度に微妙に内径が異なっている、ってな感じだと思います。
この“僅かな接触摩擦抵抗”って馬鹿に出来なくて、一定荷重を掛けてその状態で長さを評価する時は、当然スプリングが上下するのに要する力は限りなくゼロに近いので、ほんの僅かな摩擦でもスプリングの動きを停止させてしまう、ってことになります。
でも気を付けて操作すれば、その影響も排してスプリングの長さを妥当に評価できるようでした。
※モノサシで長さを測定することの誤差は、結構出ていると思いますけど。


で、結果をどう観るかですが・・・、
結構差がありますね。

リフトの開始時にこれだけの差がつくんでしょうか?
それとも、そういうものでもないとか、差がついてもあんまり影響は出ないとか、
どうなんでしょう?  う~~~ん、ですね。



さて、前投稿のimoは、もう少し具体的に言うと“imo31”です。
エンジンを痛める可能性もありそうなので、やらない方が良さそうですが、非公開のままでは意地が悪いので。

私はキャブレターアッシーとしてヤフオクで3000円くらいで購入しました。
1000円で落ちることもあるみたいです。
31の中での年式による仕様差があるのかどうかは、把握できていません。


RVFキャブやNC30キャブのバキュームピストンやリターンスプリングに不可逆チューンをすると、元に戻すのに3万円くらい要すか、あるいは純正部品廃番で元に戻せません。

「キャブにおイタをしたくなっても、必ず別のキャブからの部品流用にて」
これが鉄則ではないかと思いますが、
「おイタなんかしない」というのが、さらに正しい鉄則かもしれません。

いずれにしても、私はおイタ好きです。