いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

雪解けの利賀ワサビ(2023年4月2日(日))

2023年4月2日(日)朝8時30分頃、我家の庭でワサビの撮影です。

やたらと隆々と健全そうに育っています。そんなに環境がツボにはまって好環境だったのかな? 意外です。

ワサビって花が咲き切ってしまうと根茎部分の辛みは落ちてしまうと言いますから、「これじゃもう、今頃ワサビ採集に行ってみたって意味ないよなあ~」とか思っていたんですけどね、

「まあいいや、雪解けで地面が見え始めたばっかりの季節のワサビ採りって今しか行けない訳だから、利賀の現地でこの庭のヤツみたいな花芽をチョイチョイっとむしってこよう」とそんな気持ちで利賀方面に向かって出発しました。

 

で、現地に到着し、今までに入ったことのないポイントを軽く様子見的に偵察してみます。

「遠くてよく見えないけど、多分ワサビだよな」

降りていってみましょう。

 

やっぱりね、ワサビでした。

私はこの時期のワサビ採りは初めてなんですけど、ある程度予想していました。雪解けで地面が露出したばっかりで他の植物はまだほとんど出てきていなくて、一番先に葉が繁茂し始めるワサビだけがやたらと美しく目立って見つけ易いのではないかな~って。その予想通りですね。

ただ、よく考えれば当たり前のことですけど、ウチの庭とは気候が全然違っていて産地はまだかなり冷涼だから花芽はちょっとだけしか育っていないですね。

この場所では気に入った一株の半分程度だけを採りました。

このポイントから移動する際に周囲を見渡しているとこんなものが・・・、

スズメバチの巣です。こんな冷涼な山奥にもスズメバチって居るんですね。なんかちょっと意外な気がしました。

帰宅してからネット地図のストリートビューで照らし合わせしてみると・・・

同じ木を見つけ出すことはできましたが、スズメバチの巣はないですね。「撮影日:2021年7月」とありますから、2022年に営巣したってことかなあ~?

 

さて、その次も初見の場所を適当に偵察すると・・・、

ありますな。近寄っていってみましょう。

 

①の株です。

なんっちゅう、うっつくしさでしょう。こんなもの採れませんわ、バチが当たっちゃう。

この時点でやっと気が付きましたけど、うちの庭ワサビと違って産地では冬のうちにワサビの葉はほとんどすべて枯れ切って、春になってから育った新緑の葉だけで一株すべてが成り立っているんですね。だから、こんな風に神々しいまでに見映えが美しい個体も成り立ち得るのだと思います。

ちなみに撮影時刻は11時ちょうどくらいです。光線の加減も絵の出来が良い要因の一部を成しているものと思います。この画像は撮影原寸の4608×3456サイズで上げておきましたので、ダウンロードして素材画像として使ってくださいな。え?「アラ△グマ、お前の手が入っているから絵としての価値はない」。いやこれ“モノサシ”なんですよ。これで“でっかい立派な一株だ”って分かりますでしょ。

 

②の株です。

こいつも採らないでおきました。

 

③の株を採ってみたら、こんな感じでした。

根茎部がやたらと立派で、上の方に映っている1本はグンニリとヒン曲がっていますけど伸ばしたら多分15cm以上あります。

分かりますかね~、こんな感じなんですよ。

 

さらに少し降りていくと、この個体がありました。

根茎部の近辺を覗いてみると、

メチャメチャいい個体です。この一株も全体の2/3くらい頂いちゃいました。

沢の水量が安定して豊富なせいなだけかもしれませんが、ここの沢のワサビは“根茎部分がやたらと大きく育つ性質の凄く良いワサビ”なのだと勝手に認定してしまいました。

 

さらにちょっと降りて行って、吊橋状態で沢に横たわっていた大きな倒木に“カムイ伝気分”で乗っかって、下方に拡がる沢を撮影してみました。

拡大してみると、こんな感じです。

あまりハッキリは視認できませんけど、ワサビがたっぷり生えているようです。

でもこれ以上降りていくことはせずにUターンしました。もう十分です、帰宅します。

 

沢を登って戻っていく際に「これもいい絵になるな」と思って、もう1個体撮影しました。

 

この沢で収穫したのはこれだけです。

 

※なお、今年の雪解けは例年に比べてかなり早いらしく、例年だと利賀周辺で残雪が溶けて沢の周りの地表が露出してワサビ採りが可能になるのは「ゴールデンウィーク頃からくらい」になるのだそうな。

 

帰りにはこの「お気に入りスーパー」に寄りました。※道の駅庄川のすぐ隣です。

この何気ないサバの総菜↓がやたらと美味しいんです。

ノルウェーサバ”とか“遠い他所の県から持ってきた古くなったサバ”ではなくて、地元富山か石川の新鮮なちゃんとした大きいサバを使ったサバ料理なんです。

めっちゃ美味しいんですよ、そういうサバ惣菜って。弁当や昼飯に出てくるサバって「脂質が酸化劣化した問題外な味のサバ」であることがほとんどなんですが、脂が酸化劣化していない地元サバの料理ってメチャメチャ美味しいモノなんですよ。特にここの「地元サバのフライ(甘酢あんかけ)」は、私は個人的に超お気に入りなんですよね~。

だから、このサバさえ売っていれば『「休日のドライブ+このサバ惣菜購入」というだけの趣旨でこの店に来るのも全然大アリ』だと思っています。

 

で、この日は13時過ぎ頃には自宅に帰着したので、採ってきた春ワサビの花茎部分を使って“ワサビのおひたし”を作ってみました。

調理方法が手抜き丸出しで超デタラメなので味は程々止まりでしたが、次回は“塩もみ”と“熱湯ではなくて80℃のお湯使用”という手法も駆使して、本気でワサビの茎部料理にチャレンジしてみようと思っています。