いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

ヒスイ探し

夏休み最終日の8月30,31日の土日にヒスイ探しに行ってきました。

ヒスイ探しのできる海岸は新潟県富山県の県境近辺に軽く10箇所以上あり、いつもその中の何箇所もの様々な海岸に行っています。

 どこの海岸に行ったかを具体的に紹介したいところですが、「ヒスイ採集においては、それを公表にせずにボカして表現するのがマナー」という考え方があるらしく、とりあえず今日のこの投稿では場所の公表はしません。
 今後の投稿でもしばらくは同じスタンスを継続するつもりでいます。 でもなんだか、それって本当は性に合わない気もしているんですけどね。
 
 まあ、この辺の考え方は自分でもまだどれが正解なのか掴めていません。そのうちに自分の中での“こうあるべき”が形成されてくることでしょう。


 さて、ヒスイ探しですが、その要領として実に色々なものがあります。
元ネタはインターネットからの学習ですが、実際に自分で体感して“使えるヒスイ探しの要領”だと思ったもののうち“ヒスイという石自体の特徴”を以下に挙げてみます。
石自体の特徴以外の探し方の要領は、まだほとんど会得できていないように思っています。


ヒスイの特徴
①普通の石の比重が2.5くらいなのに対して、ヒスイの比重は3.2前後くらいある。だから程々の大きさのもの(50g以上くらい?)ならば、手で持っただけでも“普通の石より重いということ”が分かる。
②味の素みたいな結晶の集合体になっていることが多い。なので光線にかざすとその結晶がキラキラ光っているのが見える。結晶の大きさに石ごとの差があり、結晶が細かいヒスイだと光線にかざしても結晶のキラメキを視認できないこともある。
③白っぽいものが多く、緑色や紫色が微妙に混ざっていることが多い。
④灰色とか黒色っぽいヒスイもある。レアタイプも含めると色は実に様々。
⑤硬い鉱物なので、海岸で揉まれてもあまり丸くならず、元のいびつな形状が保たれたままのものが多い。
⑥元々ヒビが入っていることが多く、そのヒビで石が2つに分割した際に生じた平面が、ある程度保たれていることがよくある(⑤に通ずる特徴)。
⑥表面はツルツルしている。そうでないものもあるが、ツルツルのものが多い。
⑦緑色っぽい発色は鉄元素由来なのだそうで、ヒビの部分からその鉄元素が滲み出てヒビの近辺だけサビ色(薄茶色)を呈していることがよくある。
⑧海中から拾い出した後、表面の水分を完全に乾燥させても、表面が粉っぽく濁ってしまわず、海中から拾い上げた直後の光沢を一定程度保っている。ただし、個体によってその程度には差があり、“ほぼまったく粉っぽくならないもの”から“多少は粉っぽくなって光沢落ちするもの”まで、様々である。
⑨微妙に半透明であることが多く、その半透明の度合いはあんなものからこんなものまで様々である。ほぼ完全に不透明であることもある。水晶やメノウのように明らかに透明っぽいものはほとんどない(稀にはあるそうです)。


 今のところは「白っぽい石か、緑色か紫色が微妙に混ざっている石」という判断基準で探しているだけですが、30日31日の2日間の成果です。
イメージ 1

イメージ 2
これはヒスイで間違いないでしょう、という感じのものは9個だけでした。
小さいものばかりですが、左端の草餅色のヤツだけはマアマアですね。

その草餅色のヤツと右端の黒っぽいヤツは、パッと見ヒスイに見えませんが、種々の特性から総合的に判断してヒスイと結論付けました。草餅色の方は味の素の粉みたいな結晶が石の表面全体にビッシリあり、よく見えます(画像ではほとんど分からないと思いますが)。

この画像で見ると“結構採れた方じゃないの?”と思われるかもしれませんが、“1日で”ではなくて“2日間で”ですからね。
30日が7回目、31日が8回目のヒスイ探しとなりますから、ヒスイ探しの腕の上がり方が遅いように思えてなりません。
玄人系の人からすれば、笑ってしまいそうなショボイ結果だと思います。

が、焦ることなく今度の土日もヒスイ探しに出かけることとしましょう。
(↑それを焦っているというのかも?)


比重はまだ測定していません。
このブログで「この9個はヒスイで間違いない」と断言してから、後日測定とすることにしました。

比重の測定値でヒスイか否かを完全特定できる訳ではないですが、鑑定打率はどのくらいになりますでしょうか。