いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

2015年 ヒスイ初拾い

昨日の2015年1月4日(日)にヒスイの初拾いに行ってきました。

本当は1月2日に行くつもりでしたが、糸魚川もそうなんですが自宅の周辺自体の積雪が酷くて出撃を諦めました。
次の1月3日も同じ。
こりゃもうダメだ、と思っていたら1月4日(日)は十分に出撃可能な天候になりましたので行ってきました。

朝7時頃姫川に到着し、まずは1箇所目。 → ボウズ
2箇所目。 → ボウズ

気を取り直してもっと遠いところに移動します(姫川です)。 → ボウズ

「あ~もうほぼダメだね・・」、そう思ってしまいましたが、
上記2ゾーンの中間くらいの場所で気合を入れなおして、ムキになっての如く探石します。
その場所では2時間以上探石しました。
→ しかしこれも当然の如くボウズ。

実は、12月13日に4.2kgのヒスイを拾って以来、川では延々と完全なボウズが続いているんです。参照リンク→


この時点で既に時間は正午近辺。
12時とは言え7時から開始なので既に約5時間経っています。
普通ならもう諦めて帰路につき「途中で青海とか市振に寄りながらボウズ回避を目論む」とかいう算段を始めてしまう頃合いなのですが、初拾いなのでもう少し粘ることにしました。
「初拾いだから“海岸に寄ってボウズ回避を計るようなケチくさいことはしない”」と自分の中でいっちょこ前なことを決めてしまいます。

「ここにでも寄るか?」
そう呟いて姫川の下流某所に入って行きます。

そこで30分程度経過した頃・・・、


「あ・・っ・・た・・!」
イメージ 1
ありました。
どうってことのないヘッポコなヒスイ。
※帰宅後の測定では、重量176.34g、体積57.73ml、比重3.05でした。

ヘッポコですけど、やっと川ボウズの長い道を抜けました。
スロでいうところの1000ゲームオーバーのハマリを抜けた気分です。
ついでに言うと「なんとか抜けたけど、レギュラーボーナス」っていう感じでもありましたね(笑)。

まあでも、初拾いが完全ボウズにならなくて良かったです。


気を良くして、そのまま下流側へ延々と流して行きました。


「あれ・・・、この緑は?」
イメージ 2
ヒスイですね。
“ロウカン”とか“オンファス”とかいう台詞を連想してしまうようなヒスイでした。

イメージ 3
結晶もよく見えます。
イメージ 4
帰宅後の測定では、重量は48.46g、体積15.03ml、 → 比重3.22 でした。
「これで3.25に届いていないのかよ~」
“ロウカン”とも“オンファス”とも、とても言えなさそうですが、結構な良品です。



もうちょっと粘ります。

崖とも斜面とも言えないような場所が正月中に積もった雪の層とともに表面が崩れ落ちて(と思います)、崩れ落ちる前よりも少し奥の砂利層が露出しています。
そこを“じ~”っと凝視しながら歩いて行きます。

表面の泥が落ちていなくて色が見えないけど、石目か石脈かが風化して窪んだ表面構造がヒスイっぽく見える石がありました。
直近まで近づいてじっくり観察します。

「コイツはそうかもしれん!」
久々の感覚にワクワクしながら、その石を掘り出します。


出てきたのは・・・、

イメージ 5
これです。
重量は16.8kgありました。

“全身すべてヒスイ”ではないですが、
微妙な透明感、触り心地のすべすべ感、結晶の見え具合、から判断してヒスイだと思っています。

イメージ 6
圧砕ヒスイそのものでもないんでしょうが、圧砕ヒスイ的なヒスイのようです。
“白~灰色のような色で微妙に透明感があり石墨の線を被っている部分”がヒスイ、そうでない部分は他の鉱物かあるいは“あいまいヒスイ”であるように思えます。

イメージ 7
赤字で注釈をした部分(1)の拡大です。


イメージ 8
別の部分です。
この画像で下の方の際側に写っている部分は全体的にヒスイじゃないっぽいですね。

イメージ 9
赤字で注釈をした部分(2)の拡大です。


ヒスイだといいんだけど、どうですかねえ?