いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

ザリガニでタコを釣ろう

前投稿での予告どおり7月4日(土)にタコ釣りに行ってきました。


起きたら4:30でしたので、出発は5:00頃となりました。
ヒスイ探しだったら4:30っていうのはもう探石を開始している時間です。

すなわち今の時期のヒスイ探しだと出発は2:00とか2:30とかになる訳で、5:00出発というのはなんだかモロに遅刻したような気分でした。


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高速道路(無料)に乗ってここで降りました。七尾大泊っていうインターです。
※画像は帰路での撮影です。


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160号のどっちへ曲がって行ったのか?
それはヒミツです。

で、お目当ての漁港に着いたら、なんと漁港の駐車場がほぼ満車になっていました。
つまり20~30台くらいも車が停まっています。
時間は朝の5:50くらいなんですけど。
どういうこと? 

「ああ、なんだ。操業してるのか」
漁港に帰ってきた船から魚を水揚げする作業をやっていました。
よくテレビで放送している「巨大網で魚を船の魚槽から1トンくらいずつ掬いあげる」っていう光景です。
そばに行って見学したい気もしましたが・・・、

まあいいや、私は隅っこでタコ釣りにチャレンジしましょう。


餌付け仕様のタコジグにザリガニをタイラップでくくりつけ、それを岸壁からそっと降ろします。
海底まで3~4mくらいかな。
水の状態は“海底が見えるか見えないか”程度です。

開始5分、
「あれ、なんだかちょっと重いかな? ワカメでもひっかかったか?」
リールを巻き上げると・・・、

「お~!」
タコがくっついていました。 → でもフッキングしていなかったのでアッサリと逃げられました。
7月初旬ですが、もう十分にタコ釣りが出来る季節なんですね。

同じ場所を2~3度攻め直しますが、そのタコが再度アタックしてくることはありませんでした。


気を取り直して4~5m程横に移動し、同じようにタコジグを下ろします。
ここは去年もトライした場所で、漁業用の蛸壺が1個だけ捨てられている場所なんです。
1年経ちましたけど、その蛸壺はまだ残っていました。
「あれ?」
適当に下ろしたり上げたりしていると、同じようにまたタコがくっついてきました。 → でもまた同じように逃げられてしまいました。
う~ん・・・、やんぬるかな。

同じ場所に、もう1回タコジグを下ろします。
「あれ、またほんのちょっとだけ重くなったような? まさかな~」
糸を巻いてタコジグを引き上げると・・・、
なんとまたタコがくっついてきました。おそらく同じ個体です。
でもまた逃げられてしまいました。
タコがタコジグに手を出した時点ですぐに糸を巻き上げてしまっているので、タコが餌に完全に乗っていないからフッキングしないってことかなあ~。

「ま、一応もう一回」そんな気持ちでまた同じ場所にタコジグを下ろしてみます。
「なんか、またちょっとだけ重くなったような・・・?」
今度は数秒ためてから引き上げてみます。

「お~、また乗ってきたよ!」
アグレッシブな個体ですね~。
今度はちゃんとフッキングしていて、無事にゲットできました。

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そのタコです。種類はマダコ。
車を停めた位置まで戻ってからの撮影なので、タコが既に大分グロッキー状態になっているようです。

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別の角度からもう一枚。

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バケツに入れての撮影です。
タコが「やれやれ」とでも言っているかのように見えますね。

水揚げの操業中でここの漁港内ではあまり場所移動できませんから、場所を変えることにしました。


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移動したのはここです。

だ~れもいません。
いいですね、こういう環境。


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海底までの水深は、見た目ではほんの2~3mくらいです。
底がバッチリ見えています。
こういう場所で“タコが喰らい付いてくるところが見えるような釣り”になれば最高に面白いんでしょうけど、なかなかそんなことにはならないですよね~。

ここの港って、ゴロタ石と砂の海底が半々くらいになった状況になっています。
どうなんでしょうね、こういう場所って。あんまりタコが居そうな気はしませんが。


まあいいです。
海底丸見え状態でタコジグの動きをじっくり視認しながらのタコ釣りを開始します。

開始5分・・・、

「おおお~!」
岩陰からタコが現れてタコジグに抱きついてきました。
少しだけ待ってタコをタコジグに完全に乗らせてから引き上げます。

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おっしゃ。
一発でバッチリ釣り上げられました。


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別の角度でもう一枚。
車まで戻らずに直ぐに撮影したので、さっきの漁港での撮影と違って活き活きとしたいい絵ですね。


そして、その後・・・、
この漁港でさらにポンポンと3匹のタコが釣れました。

タコがタコジグに襲い掛かってくるところがはっきりと見えるので、完全に乗るまで待つっていうことができるせいか、バラシ率はゼロで4回中4回ともバラさずに取り込めました。

途中から「タコジグをほんの10~20mくらいキャストして砂地の上でタコジグを歩かせながら引く」っていう釣り方も織り交ぜたんですが、その方法でも2匹のタコが釣れました。

そのうちの1回は『1mくらい離れた岩陰からタコが猛然とダッシュしてタコジグに襲い掛かってくるところを一部始終観察しながらの釣り上げ』となりました。

こういった状況だと“メッチャ面白い釣り”と感じてしまいます。


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釣り上げた計5匹のタコです。
バケツから逃げ出してばかりいて面倒で仕方がないので、途中からこの袋に入れました。
(でも水から出しておくと直ぐに弱るみたいです)

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バケツに入れ直して記念撮影です。

この時点で時間は7:25分。
5:50~7:25で5匹のタコが釣れました。
ヒスイ探しみたいに4:30くらいから開始すると、もっとガバガバ釣れるのかもしれないですね。

もう十分です、帰りましょう。


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去年と同じように米ぬかで揉んでヌメリを洗い流しました。


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茹でます。
小さいタコなので茹で時間は30秒にしました。


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冷水に入れたら“見慣れたタコの姿”ですね。


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これでタコ一匹分です。
まだ朝の9:00前なんですけど食事を開始しました。

これが美味しいんですよ、すっごく。


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美味しいのでもう一匹、ガツガツと食いきってしまいました。

※残りの3匹は米ぬかでの揉み調理を済ませてから実家に送りました。



さて、釣りの方をちょっと振り返ってみると、これだけの釣果が得られたのは、
 ①餌としてザリガニを使ったから。
 ②7:30よりも早い時間という、おもいっきりの早朝の釣りだった。
この2点が大きく寄与しているような気が・・・、
どうでしょうかね~。

今週の土曜日もこのタコ釣り法の釣果再現性を確認しに行こうと思います。

「いい場所が見つかってちゃんと釣れれば」の話にはなりますけど、面白いですよ~。
皆さんも是非どうぞ。