いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

ちょっとしたデータ採り

8月5日(金)にメスイシガメ“お利口君”が、庭で第2クラッチの産卵をした訳ですが、
人口孵化の算段も特に立てておらず、夕方に帰宅した時点では産卵から既に10時間以上が経過してしまっていました。


という訳でとりあえずかんたんなデータ採りを行うことにして、その通りに実行してみました。


イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3
こんな方法で。

地表から深さ約13センチの地中の温度評価です。
画像は8月15日(月)朝7:30頃の撮影です。26.4℃くらいですね。


で、ここまでの結果を集計するとどうなるかというと・・・、

こんな感じです(伏木気温は気象庁発表の実測値です)。
 ↓
『2016年8月6日(伏木気温 MIN24.2 MAX30.3)
6:30 26.3
7:50 26.3
8:40 26.7
10:00 27.1
11:10 27.8
13:20 28.9
14:30 29.0
17:30 28.4

8/7(伏木気温 MIN25.3 MAX34.6)
7:00 26.3
8:00 26.3
12:30 29.2
13:30 29.4
14:30 29.4
15:30 29.4
16:30 29.4
17:30 29.3
19:15 29.1
23:00 28.2

8/8(伏木気温 MIN25.7 MAX32.4)
7:00 27.0
18:00 30.1

8/9(伏木気温 MIN25.5 MAX33.0)
7:00 27.2
18:00 28.0

8/10(伏木気温 MIN23.3 MAX29.3)
5:10 26.5

8/11(伏木気温 MIN22.1 MAX29.2)
8:30 25.0
17:30 28.2

8/12(伏木気温 MIN22.2 MAX30.2)
5:30 25.7
19:00 27.4

8/15(伏木気温 MIN24.1 MAX29.6)
7:30 26.4
18:00 26.0』



気象庁の気温実測値さえ押さえておけば、その数値に補正を掛ければなんとか地中の温度をモニタリングできるんじゃないかと思って試したつもりだったんですけど、


ですが、まあ・・・、
ちょっと無理がある感じですね。

私は朝と夕方にしか地中温度の計測はできないですし、伏木の気温のMIN値とMAX値は1日の中で意外と安定感なく様々な時間帯に現れるので、MIN値とMAX値からの単純な補正では地中温度への換算なんてできそうにないです。
晴れの日と雨の日とでは補正係数がまるで違ってきそうな気もしますし。

ですが、以下の2点のことは分かりました。
・地中の温度は気温の上がり下がり具合に比べると遥かに推移が安定していて変動幅が小さい。
・最高気温34~35℃くらいのクソ暑い日でも、地中温度はそう簡単には30.0℃を超えない。


それと、庭の中でも場所や土質によって地中温度は結構違っているみたいでした。
園芸用の黒土を入れた場所は常に日陰気味であるにもかかわらず、お利口君の産卵した場所より2~3℃高めの地中温度を示していました。
色が黒い土だから熱を持ち易いのか、それとも発酵まがいの挙動でも起こっているのか。
まあ正解は分かりませんが、産卵床用の土は適当に買ってくれば何でも良いって訳でもなさそうです。


それなりの予習をして緻密に作戦を練っておく必要がありますが、今度の土日に第2クラッチの卵を6個とも掘り出して人工孵化に廻してみようかな~、と今おぼろげに考えています。

「“失敗しそうで怖い”というのが正直なところ」なので、結局チキンが入ってそのままにするかも知れませんが、産卵日の8月5日から2ヶ月後というと10月5日なので既に秋です。
地上に出てこずにそのまま冬眠してしまいそうな気がしないでもないので、そう考えると人工孵化という判断に気持ちが傾きます。

どうしようか、う~ん。