いも工房

わたしの趣味をここに綴ります(※当ブログは転載完全フリーです)

ピックアップコイルのセット

失敗するのが怖いですが、思い切って右コイル用の穴あけを実施しました。

イメージ 1
これが穴あけ完了後の状態です。
仕上がり品位がイマイチですね。


イメージ 2
穴の拡大画像です。ボルト用の穴はまだいいとして、コイル位置決め用の穴は不格好な段差になってしまいました。

前稿に記した“30の位置決め穴の中心間距離が72.9mmだった“というのは、
“位置決め穴の遠い側端っこ同士間の距離”と“位置決め穴の近い側端っこ同士間の距離”の平均値が72.9mmだった、という意味です。

この35エンジンに私がドリルで穴開けしたところ、
“位置決め穴の遠い側端っこ同士間の距離”=78.2mm
“位置決め穴の近い側端っこ同士間の距離”=68.2mm 
でしたので、その平均値は73.2mmとなり、目標の72.9mmから0.3mmずれてしまいました。
パルサーローターの直径が約92mmですので、外周の約0.80mmがクランク角1.0度に相当します。となると0.3mmなんて、どうってことなさそうに思えますが、ついつい穴を横に無理やり拡大して、
“位置決め穴の近い側端っこ同士間の距離”=68.0mm
に修正しました。それで段差ありのギタギタな穴になっています。

ボルト用の穴が上方のギリギリになっているような感じですが、これは狙い通りです(運良く結果的にはバッチリでした)。


イメージ 3
こちらはピックアップコイル設置完了後の画像です。
両コイルともに、“位置決め穴の近い側端っこ”に寄せて設置したので、30で計測して得た72.9mmという距離はほぼ再現できているんじゃないかと思います。

コイル突起とローター突起のクリアランスは0.45~0.50mmくらいにしました。
根拠は特になしです。
経験上見栄え的にこんなもんかな~、ってだけです。

両コイル間の距離さえ元の30エンジンの通りに再現できていれば、全体的に前か後ろにずれることはそんなに問題は・・・、
ないと思いたいですね(笑)。

絶好調は無理としても、これで少なくとも普通にエンジンは掛ってくれるでしょう。


さあ、これでいよいよ安心してシリンダーヘッドのポート形状修正にかかれますね。
この作業はやっていても結構楽しいです。
基本的にバリ取りだけにする予定ですが、30エンジンにはかなり見事にバリがあります。